石川県かほく市内日角で気密測定 2020/04/21

おはようございます
健太郎です。

4月21日は、石川県かほく市内日角で
安藤建築事務所さまの
現場の気密測定を行いました。

現場に入ってみると
えっ、どうなってるの…。

回り込んでみて納得。
天井下地の足場になっていたのでした。

2階から覗いてみた様子。

 

安藤社長はお施主さまの要望を
くみ取った上で、毎回まったく違った
設計をされています。

さて、チェックしていきます。

 

サッシはYKKのAPW430。
樹脂トリプルガラス。

サッシ周りは 高性能気密テープの
ユラソールで気密処理されていました。

 

このテープはどちらかと言えば
ブチル系のテープ。
貼り付けてから6時間後に
粘着性能を発揮します。

 

お高いですが性能はピカイチ。
当社でも取り扱いがありますので
興味のある方はお声かけください。

換気システムのスリーブの
気密処理も

排水配管周りの気密処理も
ユラソールです。

 

耐熱性能は -40 ~ 150℃と
屋内外で使用可能なので重宝します。

断熱材は 旭ファイバーグラスの
高性能グラスウール アクリアα36kg 。

 

この断熱材の密度はパンパンなので
写真のように自立します(^^♪

その断熱材を調湿機能がある
タイベックスマート(気密シート)内に
充填し、ユラソールで貼り合わせて気密処理。

 

タッカー止めの上からすべて
気密テープが貼られています。

床の剛床の繋ぎ、
柱の立ち上がりも
ユラソールで気密処理。

天井の気密シート、柱周りも
丁寧にユラソールで気密処理。

1階の天井、桁周りも
伝い漏れを嫌って
気密処理されていました。

 

これだけ処理されていると
2階の床音の吸収効果がありそうです。

測定前に気密漏れがないか
事前チェックしました。

さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。

C値 = 0.074cm2/m2 のウルトラ気密(0.1cm2/m2以下)でした。

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

測定結果に安藤社長のお父さん(義父)は
とても喜び、結果を撮影されていました。

 

いやいや、気密シート貼りの気密施工で
0.074cm2/m2は ありえない領域です。

 

αA(家全体の隙間)は8cm2と
驚異的。(4×2cmですよ)

 

C値 = αA ÷ 延床面積(気積含み 107.91m2)なので
コンパクトな延床面積は計算上、確実に不利です。
それをものともしない気密力。

 

毎度おなじみのタッカーの使用本数を
伺ったところ、今回は約6千本だったそうです。
次の測定も楽しみにしています(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs