「最近、親子熊が出没しています。注意して!」 明神壁
コロナウイルスの関係で、このところ人に会わない山歩きをしています。
何年ぶりかで、白山市鳥越の明神壁に登りました。
名前が壁となっていますが、山の高い所に突き出ている奇岩です。
登山口は以前と違い、金網の扉がありなんと
「最近、親子熊が出没しています。充分注意して!」と張り紙がしてありました。
まず人に会わない山で、私一人単独歩きなので、クマに会わないよう登山道脇の木の枝をたたきながら登りました。
以前にはなかった猪狩りの檻が2ヶ所もありました。
この近くの集落まで野生動物が来て被害が広がっているようです。
急こう配の岩にはロープがあり助かります。
頂上には祠があり、お酒の瓶もありました。お参りしている人がいるのですね。
岩の上から真下を見ると恐ろしく足もとが震えそうです。
岩からの眺めは絶景です。
残雪の白山、白山を源流とする手取川の渓谷に面している鳥越集落の家並みと田んぼ、遠くに吉野谷集落も見えます。
絵に描かれた昔の日本の原風景のようです。いつまでも眺めていました。
下山途中に木の幹に緑色のカエルを見つけました。
結構大きなカエルで近寄っても逃げません。まるで絵の具を塗ったようなきれいなグリーン色です。
木の葉っぱと変わらない色で保護色なのでしょうか?
こんな目の覚めるような緑色のカエルは初めてです。野生動物といい、珍しいカエルといい、まだまだ自然が残っている里山です。