富山、高岡市で気密測定
29日は高桑ハウス工業様(富山県高岡市)の中間工事中の気密測定でした。
YKKの営業の人の紹介で、高桑ハウス様は初めて測定させて頂きました。
今回は私と息子と2人で訪問しました。
現場に着くなり、まだ床が貼られていない状況で基礎断熱の床スラブに全面XPS断熱材に施工されてるのには驚きです。
そして床下用のマーベックスの熱交換1種換気が入っています。
高桑社長さんにお聞きすると基礎立ち上がりと、床スラブ全面に断熱しないとせっかくの熱交換換気入れても性能効果を上げるためには、全面しないと床スラブからの熱損失が大きすぎるのでと言われました。
私もまったく同感です。基礎外周内側から900mmだけスラブ断熱しても、その内側に断熱がなくスラブコンクリート現しだとそこから地中に熱が逃げてしまいます。
基礎断熱にして夏はこのスラブコンクリートから涼しい冷熱を取り室内に入れ、冬は基礎下に温熱をためる考えがありますが、夏の床下の冷熱はダクトにファンをつけ2階まで上げないと涼しくなりません。
比重が重い冷たい空気は上の部屋まで自然対流しません。
基礎断熱にして夏、冬の2刀流の使い分けは中途半端です。
基礎スラブ全面に断熱して冬に温熱を床下にためる方が合理的で、とても効果が高くなります。
できれば、全面断熱の上にコンクリートスラブ100mmのせ、コンクリートに温熱を蓄熱させるともっと温熱性能の良い家になります。
床下コンクリートに家全体の熱損失の量の7時間以上の熱を蓄熱すれば、早朝6時に起きても室温が15℃以上の温熱環境が期待できますので、外皮UA値計算と,Q値計算もしてその上蓄熱容量計算をすることで、床下用エアコンでしたら何KWの暖房能力が必要かが分ります。
現場の壁、屋根になんとスーパーウオール用のウレタン100mmがきれいに施工されていました。
高桑ハウスさんはお聞きすると、スーパーウオールの特約工務店さんでした。
息子が測定器ファンを回している間、コーキングを持って、高桑社長さん自ら隙間ないかチエックされていました。
さすが丁寧な断熱施工です。
測定結果は0.13cm2/m2(印刷は四捨五入で0.1)
高桑社長さんも測定数値を確認して、安心されました。