石川県金沢市額谷で気密測定 2020/05/15
おはようございます
健太郎です。
5月15日は、石川県金沢市額谷で
トラスト住建㈱さまの現場の
気密測定を行いました。
現場はトラストさまらしく
大開口サッシから開放的に
中庭を臨むことが出来る設計。
塀が高いので人目を気にせず
カーテンなしで開放的に過ごせそうです。
サッシはリクシルの
エルスターS。(樹脂ペアガラス)
断熱材は 屋根・壁・床ともに
アイシネンのウレタン吹付断熱。
さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。
C値 = 0.30cm2/m2 の超高気密でした。
C値は悪くないのですが
トラストさまの いつもの気密ではありません。
n値 = 1.53と 気密漏れしやすい
穴がある結果も気になります。
それではC値改善(隙間埋め)を
はじめます。
玄関周りは全く気密漏れが
ありませんでした。
剛床の繋ぎもテープで
気密処理されているので漏れなし。
柱周りもきちんとテープで
押さえてあり漏れなし。
1時間ほど大工さん2人と
監督さん、私で探しましたが
気密漏れは見つかりません。
やっと見つけたのが
2階の物置部屋。
対面する壁の向こうは
玄関上部になります。
しかし下屋部分の気密処理が甘く
伝い漏れしていることが判明。
大工さんは屋根と壁の取り合いを
コーキングで気密処理されています。
それでも気密漏れが少しあるので
監督さんがウレタンで気密処理。
懐が狭い上、上向きの吹付なので
ウレタンが垂れる垂れる。
上向きの定着は むずかしいっすね。
そこで出ました新兵器。
ウレタンガンのノズルの先端に
チューブを取り付けて
フレキシブルな吹付が可能に!
施工しにくい狭い場所も
これでなんとかいけそうです。
柱の取り合い部分からも
少し気密漏れを感じました。
ここはパイプが要らないように
見えますが、貫きの隙間にも
丁寧に充填できるようで
感触はまずまずのようです。
さて、C値改善後(隙間埋め後)の
測定結果はいかに...。
C値 = 0.13cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
気密施工を頑張った監督さんは
ほっとされた様子。
大工さんは記録を更新したと
大変喜ばれていました。
αA(家全体の隙間)は
43cm2 → 19cm2 と
24cm2の隙間が埋まりました。(すごい)
今回の気密漏れの
ほとんどが物置部分。
隙間が一角に集中していたので
n値が悪かったのも頷けます。
そのn値も 1.10と大幅改善。
今回は改善して大成功でしたが
下屋の取り合いの気密処理は
難しいです(^^♪