手取幹線47号の湧水
久しぶりに北陸電力送電線の「手取幹線47号」送電線巡視路の湧水を汲みに登りました。
場所は白山市鳥越、広瀬の集落の山です。
林道にはきれいなガクアジサイが咲いていました。
巡視路の案内看板から右の山道を登ります。
この山の4合目くらいのところで、大きな杉の木の下の小さな岩の下から湧水が出ています。
十年以上前から、いろいろな巡視路歩きをしていますが、47号幹線のこの小さな小さな湧水を発見、飲んでみると冷たく甘い美味しい水が忘れられなくて、また来ました。
まず湧水にたまった木の葉っぱや枝を取り除き掃除です。
そしてコップ一杯の水、いやあ~冷たくて美味しい!ここまで登ってきた甲斐があります。
額の汗も吹っ飛びました。
ペットボトルに美味しい水を汲みます。
さてこれから 47,48,49号鉄塔まで山登りです。
途中、河内の手取川第3ダムが見えました。
一番高い所の49号鉄塔は周りはなんと草藪でぼうぼう。
ここから白山や周りの景色がよく見えていたのに、しばらく来ないうちに鉄塔の周りは景色が変わっていました。
でもこのヤブの中にササユリの花がひっそりと咲いていました。ここまで登ったご褒美ですね。
優しいささゆりの花に癒され下山すると、広瀬集落の道でここの住民のお母さん2人に声をかけられ
「あんた、何処へ行っとたんですか?こんな誰も来ない山に!」
「送電線の道に湧水があり、湧水くみに行ったんです」
「湧き水?へええ!そんなとこあるん? 知らんかったなあ」
私のデジカメの写真を見せると
「あらほんと、水が湧いているワ、林道の何処から登るんかね?」
「林道をしばらく歩くと、少し広くなったところがあるでしょ。そこに送電線の案内看板があるんです。そこを右へ行く道があってね。そこから登ったら行けますよ」
「ああ!あの少し広くなった道があるわね。あそこから登るのね。こんな山を登るなんて人は初めて見たワ」
こんな地元のお母さんたちとこの山談義して、自分の車に戻り時計を見ると、2時間余りの山歩きでした。