津軽三味線奥が深い、難しい!
私の趣味は山登りと、民謡の唄と三味線ですが、一般民謡の唄は23歳の時から、三味線は34歳から始めて、いろいろな舞台に出演してきましたが、今は憧れの津軽三味線をしたくて、3年前から津軽三味線の師匠に習っています。
三味線自体も津軽三味線は竿が太く胴も大きく重いです。
一般民謡三味線と違い、津軽は撥付けといって撥の使い方が一般の三味線と全く違います。
そこそこ一般三味線は弾るけのですが、津軽はとんでもなく難しいです。
豪快な津軽の音色、響きは音の強弱リズムをつけるには撥付けができないとできません。
最初の1年は師匠から撥付けの基本練習ばかりでした。
それから津軽三味線の基本の6段を習い、飛翔という曲弾きは何とか出来るようになりましたが、今は「津軽じょんがら節」と「津軽あいや節」の挑戦しています。
もうここ半年は「じょんがら」と「あいや」ばかリです。
ある程度弾けるようになると、先生からもっと細かい部分の撥の使い方を指摘され、いつまでたってもこの曲を卒業できません。
じょんがらもあいやも唄は以前の民謡教室で習ってある程度唄えますが、理想の目標のとしているのはあいや節を唄いながら、津軽三味線の弾きがかりを何とか、人前で演じてみたいですね。
一般民謡の唄と三味線の弾きがかりはそんなに難しくはないのですが、津軽はまったく別物です。
唄ばかり集中すると、三味線が弾けなく、三味線に集中すると今度は唄がうまく合わず、両立をさせるのは、唄っているとき、何も考えずに三味線の手が自動的に動くまで稽古しないとできませんね。
ああ何年かかるやら、稽古しかないです。
一般民謡三味線を習ったのは一番最初は元芸者さんの女性の師匠です。
師匠は90歳でなくなるまで、まったく頭もぼけてないで、しゃきっとしていた先生でした。
指先を動かし音色を奏で、唄に合わせるので頭のボケ防止になるようです。
ボケ防止のためにも稽古ですね。