石川県かほく市大崎で気密測定 2021/02/19

おはようございます
健太郎です。

2月19日は 石川県かほく市大崎で
トラスト住建㈱さまの現場の
気密測定を行いました。

現場は南側の中庭から
日差しを取り込む明るい室内。

この日はめちゃ寒い日で
大工さんがコンクリートブロックを
電熱ヒーターで暖めていました。

蓄熱について。
素材の蓄熱容量によりますが
断熱性・気密性が高くないと
放熱するスピードは早いです。

 

ではチェックしていきます。

断熱材は 屋根・壁・床ともに
アイシネンのウレタン吹付断熱。

サッシはYKKのAPW330。
樹脂ペアガラス。

サッシ周りはコーキングによる
気密処理がされていました。

床の剛床のジョイントは
気密テープで、
柱周りはコーキングで気密処理。

さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。

C値 = 0.23cm2/m2 の超高気密でした。

表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

それではC値改善(隙間埋め作業)
を開始します。

 

気密漏れNo.1の玄関ドア
下端から漏気あり。
コーキングで気密処理。

玄関周りの基礎と土台の
取り合い部分にコーキング。

気密パッキンは完ぺきではない
ので良い処置だと思います。

間柱、柱のジョイント部分
に気密テープ。

少し断熱材にかかるように
すると効果的です。

木材同士のジョイント。
気密テープで気密処理。

剛床のホゾ穴を
ウレタンで気密処理。

ウレタン吹付断熱でいえば
壁の中に(ウレタンの中に)約半分ほど
剛床が掛かっている状態。
それでも伝い漏れする可能性が高いので
やった方がよろし。

入角部分にコーキング。
ここも裏にウレタンが
入っているはずですが
伝い漏れする可能性があります。

 

それではC値改善後の
測定結果はいかに...。

C値 = 0.17cm2/m2 の超高気密でした。

表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

測定結果に監督さんは
ほっとされた様子。

 

今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
34cm2 → 25cm2 と
9cm2 の隙間が埋まりました。

 

n値(隙間特性値)は
1.35 → 1.20 と大幅に改善。
隙間風が侵入しにくい特性に変化。

約2時間くらいC値改善しましたが
効果が出てよかったです(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs