富山県中新川郡立山町で気密測定 2021/03/29

おはようございます
健太郎です。

3月29日は 富山県中新川郡立山町で
㈱ジュープラスさまの現場の
気密測定を行いました。

玄関に入ると大きな
ドレーキップ窓(内開き)が2連。
三脚と比較すると分かりますが
かなりのサイズです。

外観から想像できましたが
かなり広い現場です。
それでいて明るい室内。

サッシはUNILUXの
IsoStar(樹脂トリプルガラス ドイツ製)。
めちゃごっついサッシですね。
U値は0.76W/㎡Kを誇ります。

断熱材は屋根・壁ともに
セルロースファイバー。
メッシュ状のシートに充填し
上から気密シートを貼った仕様。

驚いたのが断熱の仕様。
屋根の断熱の厚みは
400ミリ。

壁が4寸の120ミリ。
プラス外壁を120ミリ
ふかしてセルロースを充填。

めちゃ大変だったことが
容易に想像できます。

測定前に大工さんが床下に
潜ってチェックされています。

ここは基礎断熱の現場(床下が室内扱い)。
基礎の断熱はEPS+フェノバボード。

 

外皮Ua値は 0.22のG3グレード。
とてつもない断熱レベルです。

気密シートはユラソール(高性能気密テープ)
による気密施工。

木の取り合い部分には
コーキングがしっかり入っていました。

さて、気になる気密測定の
結果は...。

C値 = 0.10cm2/m2 の超高気密でした。

それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。

 

大工さんが再度床下に
潜りチェック。
怪しい箇所は無かった模様。

工事用電源の引き込み
箇所から少し気密漏れ。
コーキングを打ちました。

テープの浮きそうな部分に
コーキングを入れました。

30分くらい探したところ
見つけました。
梁の上部分に気密テープが
貼られていません。

大工さんにユラソールを
貼ってもらいました。

若干、引き違いサッシから
漏気がありました。
のちにサッシ調整してもらいます。

 

さて、気になるC値改善後の
結果はいかに...。

C値 = 0.074cm2/m2 のウルトラ気密(0.1cm2/m2以下)でした。

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

測定に立ち合いされた監督さんは
とても喜び、結果を撮影されていました。

 

今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
29cm2 → 21cm2 と
8cm2の隙間が埋まりました。

n値(隙間特性値)が少しあるのは
サッシの漏気によるものだと
思われます。

帰り際、「これ何だと思う?」と
大工さんに聞かれました。

正解は ダウンライト用のボックス。
断熱不足にならないように
カネライトフォーム(断熱材)が
貼ってありました。

この拘りが超高気密、超高断熱を
生み出すのですね。
真冬にお邪魔して暖かさを
体感したいです(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs