石川県小松市島町で気密測定 2021/04/16
おはようございます
健太郎です。
4月16日は 石川県小松市島町で
㈱シィー・プランニングさまの
現場の気密測定を行いました。
現場は平屋の設計。
清掃が行き届いた
明るい室内。
リビングは勾配天井になっており
解放感が抜群でした。
サッシはYKKのAPW430。
樹脂トリプルガラス。
リビング正面は
大開口スライディングの
APW511が入っていました。(お高い)
サッシ周りはウレタンにより
気密処理されていました。
断熱材は屋根・壁ともに
アイシネンのウレタン吹付断熱。
目が細かい柔らかな断熱材です。
ここは床断熱(床下が外扱い)の現場。
床の気密は
剛床のジョイント部ではなく
断熱ライン(大引間)で
気密処理されていました。
さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。
C値 = 0.15cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。
それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
ユニットバスがすでに
取り付けられてました。
スタイロフォームの周り(お風呂周り)
はウレタンで気密処理。
隙間から手を入れて確認しましたが
漏れはありませんでした。
玄関ドアの下端の
基礎と気密パッキンの
取り合いから漏気あり。
隙間にコーキングを
充填して漏れを止めました。
玄関土間まわりの
気密パッキンの入隅から気密漏れ。
ここもコーキングを入れました。
気密パッキンのジョイント部と
入隅は漏れやすいので注意が
必要です。
換気のスリーブ(パイプ)周り
から微細な気密漏れ。
木材に固定している狭い隙間から
漏れやすいので注意です。
ここはウレタンで気密処理しました。
あと冒頭の大開口サッシですが
サッシとパッキンが密着するように
何度か開け閉めしました。
特に大きいサッシはパッキンの
当たり方で気密が違ってきます。
そういうことから
サッシ調整は大切といえます。
さて、C値改善後の
結果は...。
C値 = 0.13cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
測定に立ち合いされたお施主さまは
とても喜び、結果を撮影されていました。
今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
23cm2 → 20cm2 と
3cm2 の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
最高値の 1.00。
隙間風がとても入りにくいと
機械が表示しています。
大きな平屋で良い気密。
サッシの断熱性能も高いので
真冬でも温度ムラのない
暖かい家で過ごせそうです(^^♪