富山県富山市上赤江町で気密測定 2021/05/11

おはようございます。
健太郎です。

5月11日は 富山県富山市上赤江町で
k&m associatesさまの現場の
気密測定を行いました。

現場に入るとタイベックスマート
(可変透湿気密シート)がきれいに
貼られていました。

断熱材は 天井・壁ともに
セルロースファイバー。

実はこの現場
お施主さまと大工のお父さまで
気密シート貼り、気密処理を
施工した現場です。

天井もシート貼りだし
吹き抜けもあるし
なかなかの仕事量です。

それでは チェックしていきます。

 

サッシはYKKのAPW430。
樹脂トリプルガラス。
ドレーキップ窓(内開き)が
数か所 入っていました。

サッシ周りはコーキングと
気密テープにより気密処理。

床の断熱材はネオマフォーム。
剛床のジョイント部と
柱の立ち上がりは気密テープで気密処理。

玄関回りはスタイロフォームで断熱。
ここはウレタンを吹いてから
気密テープで気密処理。

梁と2階の床の取り合い部分は
コーキングを入れてから
気密テープで押さえた仕様。
各箇所、ダブルの気密処理です。

さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。

プチッ、プチプチ

 

おおっと 測定を中断です。
理由はタッカーの外れる音が
聞こえたので…。

 

このまま測定すると気密テープが剥がれ
シートを破る恐れがありました。

天井が気密シート貼りの場合
貫き(木材)などの押さえがないと
減圧によるシートの膨らみに
堪えられない可能性があります。

お施主さまにその旨を
相談したところ

気密シートが浮きやすい箇所を
貫で押さえたり、タッカーを
増し打ちすることに。

あくまでも気密測定の対策ではなく
経年劣化や室内の内圧に対し
強い家にするための施工です。

私はテープの浮きを徹底的に
押さえる作業に専念。
テープの接着を強くするとともに
気密も少しは上がるはず。

お施主さま、お父さま、山本社長、
自分の4人で かれこれ2時間近く
施工しました。

さてさて、対策後の
測定結果はいかに...。

C値 = 0.19cm2/m2 の超高気密でした。

表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

測定結果にお施主さまは
とても喜び詳細結果を
確認されていました。

 

αA(家全体の隙間面積)は
20cm2(5×4cm)。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.20 と隙間風が入りにくい特性。

 

気密測定時、細心の注意を払い
測定しましたが 強い減圧にも
負けない家になったと思います。

今までたくさんの
こだわりの強いお施主さまに
出会ってきましたが
気密シート貼り、気密処理を
すべてやられた方は はじめて。

 

しかも 0.19cm2/m2 と
気密レベルが高い。

 

北陸の冬の寒さに負けない
暖かい家になりそうですね(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs