石川県能美市和光台で気密測定 2021/05/20
おはようございます
健太郎です。
5月20日は 石川県能美市和光台で
㈱安藤建築事務所さまの現場の
気密測定を行いました。
緑がきれいな
避暑地のようなところでした。
室内は南面に配置された大開口サッシから
新緑を眺められる設計。
それではチェックしていきます。
サッシはYKKのAPW430。
樹脂トリプルガラス。
サッシ周りはユラソール(高性能気密テープ)
により気密処理されていました。
断熱材は旭ファイバーグラスの
高性能グラスウール アクリアα36kg 。
そのグラスウールをタイベックスマート
(気密シート)内に充填し
ユラソールで気密処理。
玄関まわりの基礎と土台、
スタイロフォームの取り合いを
ユラソールで気密処理。
ユニットバス周りも
ユラソールで気密処理。
床の剛床のジョイント部
柱の立ち上がりもユラソール。
2階の床と梁の取り合い部分
もユラソール。
圧巻の気密処理です。
断熱材の充填、気密シート貼り、
気密処理と3週間かかるのがわかります。
さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。
C値 = 0.066cm2/m2 のウルトラ気密(0.1cm2/m2以下)でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
この現場のC値改善は主に
気密テープの浮きを押さえること。
気密テープの貼り忘れがないか
確認することの2点です。
お施主さまも含め総勢6人で
チェック開始。
タッカーの針の上から
貼った気密テープの浮きも押さえます。
1か所だけ、タッカーの針の上に
テープが貼ってないところを発見。
かれこれ1時間半くらい
がんばったでしょうか...。
目立った漏れはなく、気密テープを
ひたすら押さえ圧着しました。
さて、C値改善後の
測定結果はいかに...。
C値 = 0.058cm2/m2 のウルトラ気密(0.1cm2/m2以下)でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
C値改善に参加されたお施主様は
とても喜び詳細結果を確認されていました。
今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
8cm2 → 7cm2と
1cm2 の隙間が埋まりました。
高いレベルからのC値改善は
報われることが少ない(改善しない)のが現実。
1cm2 の改善は大きいです(^^♪