富山県中新川郡上市町で気密測定 2021/06/14

おはようございます
健太郎です。

6月14日は 富山県中新川郡上市町で
㈱ジュープラスさまの現場の
気密測定を行いました。

現場はちょうど無垢の床板を
貼り終えたタイミング。

当日は暑い日でしたが
スポットクーラーを効かせた
涼しい室内でした。

 

でも、これから室内を締め切り
暑い室内になります。(エアコン、扇風機NGなので…)

断熱材は壁が
セルロースファイバー。

メッシュ状のシート内に
セルロースを充填してから
気密シートを上から貼った仕様。

 

シートのジョイントは高性能気密テープの
ユラソールで貼り合わせていました。

屋根の断熱材はEPS。
120mm+60mmの180mm仕様。
気密テープとコーキングにより
気密処理。

サッシはYKKのAPW330。
樹脂ペアガラス。

サッシ周りはユラソールと
コーキングにより気密処理。

さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。

C値 = 0.15cm2/m2 の超高気密でした。

表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。

 

大工さんが玄関ドアをチェック。
木製なので心配でしたが
ほとんど漏気なしの模様。

玄関ドアの下端はきれいに
コーキングが打たれていました。

電気配線周りが浮き気味
だったため押さえました。

EPSを止める気密テープに
浮きがありました。

地味な作業ですが
テープの浮きが気密漏れに
繋がりますので押さえて回ります。

おっと漏気しそうな
箇所を発見。わかりますか?

ここです。
EPSのコーキングが切れてます。

こんな箇所を1つ1つ潰して
気密を上げていきます。

コーキングを打った当初は
切れてなかったと思われます。
数日後にコーキング切れがないか
確認することをお勧めします。

あとはカズガイ周りをチェック。
気密テープに隙間を作ってます。
この隙間にコーキングを注入。
かなりの数があったので
汗だくだくになりました。

気密コンセントボックスの
電線まわりを再度コーキングで処理。

 

さてさて、C値改善後の
測定結果はいかに...。

C値 = 0.12cm2/m2 の超高気密でした。

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

測定結果に立ち合いされた
お施主さまはとても喜ばれていました。

 

今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
23cm2 → 19cm2 と
4cm2 の隙間が埋まりました。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.31 → 1.16と大幅に改善。
隙間風が入りにくくなったと思います。

締め切っていた玄関扉を
解放した大工さん。

 

熱気ムンムンで汗だくだくの
C値改善でしたが、良い結果が出たので
いい笑顔です(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs