福井県鯖江市で気密測定 2021/06/16
健太郎です。
6月16日は 福井県鯖江市で
㈱中広地所さまの現場の
気密測定を行いました。
この角度で見ると平屋と
2階建ての家が並んで
いるように見えますが
大きな1軒の平屋でした。
リビングは勾配天井で
吹き抜けの大空間。
長い廊下?も
勾配天井で吹き抜けの仕様。
窓の配置が良く
どの部屋も明るかったです。
ここはパネル工法。(プレウォール方法)
断熱材はネオマフォームになります。
パネルのジョイントは
コーキングによる気密処理。(室内側)
外壁側は気密テープによる
気密処理が施されています。
サッシはYKKのAPW330。
樹脂ペアガラス。
サッシ周りはコーキングに
よる気密処理。
窓枠のジョイント部分にも
コーキングが入っていました。
屋根の断熱は ネオマフォームに
ウレタンを吹き付けした付加断熱仕様。
それではチェックしていきます。
ここは基礎断熱(床下が室内扱い)の仕様。
柱周りにウレタンで気密処理されていました。
床断熱ならば当たり前?ですが
基礎断熱で施工されているのは珍しい。
壁際に目を向けると
ホールダウン金物がウレタンで
覆われていました。
ヒートブリッジ対策ですね。
もっと目を凝らして見ると
剛床と壁の取り合い部分に
ウレタンが吹かれていました。(家をぐるっと1周)
これも床断熱ならば
気密施工されている部分ですが
基礎断熱で施工されているのは
かなりレア。
大工さんの心意気を感じます。
天井に吹かれたウレタンですが
施工のアラが気になります。
カットした部分の穴の始末や
母屋の際の隙間がめちゃ気になります。
気密測定器で減圧すると
案の定、その穴から少し漏気がありました。
う~ん。
怪しいところがチラホラ。
時間が掛かりますが
ウレタンですべて穴を埋めることに。
断熱材に隙間があると
そこから集中して外気を
引っ張る可能性があります。
特にレンジフードONのとき
すごく引きます。
冬は特に冷気が入りますので
埋めておきたいですね。
あとは電気配線回りの
気密処理を強化。
気密処理をしても隙間が
埋まっていないこともあるので
そこをしっかり押さえます。
さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。
C値 = 0.069cm2/m2 のウルトラ気密(0.1cm2/m2以下)でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
気密処理を頑張った監督さんは
とても喜び、詳細結果を確認されていました。
αA(家全体の隙間面積)は
9cm2(3×3cm)。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.04と隙間風が超入りにくい
特性です。
天井を埋めるのにかなり時間が
かかりましたが
成果が出で良かったです(^^♪