福井県福井市舟橋で気密測定 2021/09/14
おはようございます
健太郎です。
9月14日は 福井県福井市舟橋で
㈱中広地所さまの現場の
気密測定を行いました。
正面の大開口サッシから
光が差し込む明るい室内。
サッシはYKKのAPW430。
樹脂トリプルガラス。
サッシ周りはコーキングにより
気密処理されていました。
ここはパネル工法。(プレウォール方法)
断熱材はネオマフォーム。
パネルのジョイントは
コーキングによる気密処理。(室内側)
外壁側は気密テープによる
気密処理が施されています。
よく見ると
壁と床の取り合い部分にも
コーキングが入っていました。いいね
天井の断熱は ネオマフォームに
ウレタンを吹き付けした付加断熱仕様。
ここはお風呂周り。
基礎断熱(床下が室内扱い)ですが
断熱材のジョイントや
取り合い部分は気密処理されていました。
基礎断熱の場合、
お風呂周りの気密処理を
やらない現場を見かけますが
やった方がお風呂も冷めにくいと思います。
さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。
C値 = 0.13cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
それではC値改善(隙間埋め作業)を
始めます。
玄関周りの気密処理が
忘れられていたので
コーキングで気密処理。
玄関はどうしても出入りが多く
冷えやすい。
玄関のドア枠周りを気密処理して
少しでも冷えにくくすることは
とても良いことだと思います。
これは玄関ドア枠の
ビス固定用のサービスホール。
この穴から漏気するのを
確認しているので
気密テープを上から
貼ってもらいました。
次は電気の配線穴を
コーキング。
ぱっと見、室内から室内の
貫通穴なので外気に繋がって
ないように見えます。
ただ、パネル側面は外気と繋がっている
と考えコーキングしました。
コーキングは出入口の
両方から入れて
指で押さえました。これ大事!
これは天井部分のホゾ穴。
上で押さえてないと
漏気に直結する可能性があります。
ここは若干漏れていました。
ホゾ穴に気密テープを
貼って漏気止め。
さて、C値改善後の
測定結果はいかに...。
C値 = 0.11cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
C値改善を頑張った監督さんは
とても喜び結果を撮影していました。
今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
17cm2 → 14cm2 と
3cm2 の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.41 → 1.28 と隙間風が入りにくい
特性に大幅改善。
3cm2 の改善は少ないと
思われがちですが
超高気密からの3cm2改善は
なかなか大変です。
完成気密が楽しみです(^^♪