富山県富山市小杉町で気密測定 2021/11/09
稜です。
11月9日は富山県富山市小杉町で
㈱ジュープラスさまの現場の
気密測定を行いました。
中に上がると、
一階に存在感のある長い木材が。
こちら京都産の北山杉だそうです。
表面の光沢のある滑らかなフォルムは、
加工されて出来たものではなく
天然のものなんだとか。
(画像だとちょっと分かりづらいかも…)
スキップフロアの手すりとして
使われるそうです。
とてもカッコよさそう。
壁は断熱材のセルロースファイバーを
充填した後に気密シートを貼って
施工してあります。
天井の断熱材はフェノバボード。
取り合いがコーキングやテープで
きちんと気密処理されています。
サッシはYKK APW330。
樹脂ペアガラスです。
チェックしていきます。
サッシまわりはコーキングと
気密テープで気密処理されています。
配管などの貫通部も
コーキングやテープで
気密処理してあります。
お風呂周りの気密処理。
断熱材の取り合いをしっかりと
ウレタンで気密処理してあります。
二階の床と壁の気密シートとの
ジョイント部分の気密処理です。
剛床とシートのジョイント部分を
テープで抑えただけでは、
剛床の間にできた隙間を伝って
漏気してしまうことがあります。
こちらの現場では、
この隙間をコーキングで埋めた後に
上からテープを圧着させることで
空気の通り道を無くしています。
手間はかかってしまいますが、
素晴らしい気密処理ですね。
チェックが終わりましたので、
測定に移ります。
気になる結果は…
C値=0.17cm2/m2の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。
この結果に、
大工さんは悔しそうにされていました。
とても素晴らしい気密なのですが、
大工さんが目標とされていた数値には
届かなかったのでようです。
より良い気密を求めて
努力を欠かさない大工さんの向上心。
今後も気密測定をするのが
とても楽しみです。