石川県河北郡津幡町で気密測定

稜です。

12月14日は石川県河北郡津幡町で
㈱アーツデザインさまの現場の
気密測定を行いました。

中に上がります。

天井・壁の断熱材は
ネオマフォーム。

サッシは三協アルミのスマージュ。
樹脂ペアガラスです。

チェックしていきます。
排水管の貫通部は
コーキングで気密処理
してあります。

ホールダウン金物です。
こちらはウレタンで
気密処理されていますね。

お風呂周りの配管貫通部。
こちらもウレタンで
気密処理してあります。

玄関下端の電気の引き込み口。
測定の際には何かしらで、
埋めてしまわなければなりません。

ウレタンで隙間を
埋めていきます。
隙間が出来たままだと、
正しい数値が測定できませんからね。

同様に床下点検口も
テープで隙間を無くします。
床断熱の場合は、
必ず閉じて測定しましょう。

チェックが終わりましたので、
測定を始めます。
気になる結果は…

C値=0.61cm2/m2の高気密です。
表示は四捨五入により0.6cm2/m2。

C値改善作業(隙間埋め)
をはじめます。
天井の断熱材の取り合いから
漏気がありました。

何か所かありましたので、
漏気が止まるように
コーキングで気密処理
していきます。

こういった勾配になっている
断熱材と梁などの取り合いは、
非常に隙間が出来やすいです。

こちらはウレタンを吹いて
気密処理していただきました。
パッと見で大丈夫だろうと思っていても、
意外と気密を落とす大きな原因と
なっていることが多いので
注意して確認しましょう。

排水管の貫通部で
気密処理をし忘れている
箇所があったようです。
コーキングでしっかりと
気密処理していただきました。

こちらの配管貫通部は
気密処理してありますが、
隙間が出来てしまっているのか
漏気が感じられました。

漏気が感じられなくなるまで
ウレタンで気密処理。

 

それでは再度測定を始めます。
結果は…

C値=0.33cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.3cm2/m2。

 

αA (家全体の隙間面積)が
69cm2 → 37cm2

 

n値 (隙間特性値 範囲1~2)が
1.55 → 1.31
と改善されました。

この結果に、
立ち合いされた社長は
納得されたご様子でした。

 

今回は天井の断熱材の取り合いから
漏気が多めにあったように思います。
実際に目で見ても、
隙間があるのかどうか
分からないほどですが、
測定器で圧力をかけてみると
隙間ができているのが
はっきりとわかります。

 

目では見つけられない隙間を
しっかりと探して、
お家の気密を改善するためにも
気密測定はとても大切なことだと
思います。

気密測定

Posted by fok-rs