石川県金沢市畝田で気密測定 2022/11/14
稜です。
11月14日は石川県金沢市畝田で
あわい設計舎さまの現場の
気密測定を行いました。
施工は國見工務店さんが
担当されています。
中に上がります。
壁の断熱材は、
袋詰めのロックウール。
屋根は見えない状態ですが、
板状断熱材のネオマフォームに
ウレタン吹き付けした状態と
なっているそうです。
サッシはTWとEWに
なっています。
チェックしていきます。
サッシ周りは、
ウレタンで気密処理
されていますね。
ロックウールの取り合いは
テープで気密処理してあります。
お風呂の配管基礎貫通部。
隙間を残さないように
管と管の隙間まで丁寧に
ウレタンが詰まっています。
測定の前に、
怪しい箇所などを
気密テープで処理しています。
それでは測定を始めます。
気になる結果は…
C値=0.17cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。
C値改善作業(隙間埋め)
をします。
袋詰めロックウールの
配線貫通部がそのままの状態
となっています。
ウレタンを吹き付けて
気密処理をしました。
階段横の気密シート。
こちらは工程の都合上、
現時点ではロックウールを
充填する事ができないので
仮に気密シートを貼っているのですが…
一列だけジョイント部分の
気密処理を忘れてしまって
いたようですね。
ジョイントにテープを貼って
気密処理をしました。
これだけの隙間であれば
相当影響している思いますが、
こちらの現場では、
外側の面材のジョイントにも
テープを貼っているそうなので
あまり変化しないかもしれませんね。
それでは再度測定を始めます。
結果は…
C値=0.14cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
αA (家全体の隙間面積)が
21cm2 → 17cm2
n値 (隙間特性値 範囲1~2)が
1.23 → 1.06
となっています。
この結果に、
立ち合いされたお施主様は
満足されたご様子でした。
αA (家全体の隙間面積)が
4cm2 改善していますね。
先程のシートのジョイント以外
にも気密処理をしましたので、
あまり変化していないという事は
外側の面材の部分で
かなり気密が確保されている
という事になりますね。
外側の面材部分だけで
気密を確保するのは、
色んな箇所で伝い漏れが
起こりうるので難しいです。
その為、室内側でもしっかりと
気密処理してあるのですね。
素晴らしいです。
12月に突入し、
益々寒くなる今日この頃。
しかし、
これだけ気密が良ければ、
暖かく快適な生活の送れる
お家となるでしょうね。