石川県かほく市大崎で気密測定

おはようございます
健太郎です。

2月7日は 石川県かほく市大崎で
Hamamoto建築研究室さまの
現場の気密測定を行いました。

 

めちゃ雪が積もった現場の
測定になります。(石川では)
現場の除雪、ありがとうございます。

現場は平屋で
軒が深い設計。

とてもきれいに
清掃された現場。

あさひ木材さんの
パネル工法のようです。

断熱材は屋根・壁・床ともに
ネオマフォーム。

屋根には付加断熱として
MAGのグラスウール(105mm)を
のちに施工する予定。
外皮UA値は 0.34。

景色がきれいですね。
サッシはエクセルシャノンの
樹脂トリプルガラス(ドレーキップ窓)。

と…
YKKのAPW330。
真空トリプルガラスの組み合わせ。
メインはシャノンの模様。

サッシ周りの気密処理は
コーキング。
なかなか太く入っています。

床の気密は見えませんが
大引き間で取ってあります。(断熱材との取り合い)
柱周りにはコーキングが
入ってました。

ここはお風呂周り。
何やらマスキングテープが
貼られてますね。

極太のコーキングが入ってます。
断熱材が動かないように
マスキングテープで押さえて
あるようです。

間柱や筋交いの取り合いにも
コーキングがみっちり。

パネルの気密は気密テープで。
断熱材と木材の取り合いは
コーキングです。

天井のネオマフォームは
屋根側は気密テープで
室内側はコーキングで気密処理。

玄関周りの基礎と土台
基礎と断熱材の取り合いは
コーキングで気密処理。

基礎パッキンが埋まるほど
コーキングが入ってました。

 

「何本コーキングを使ったのですか?」と
聞いたところ

 

『一斗缶でコーキングを使っているので
 わからない』とのこと。
半端ない消費量です。

さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。

C値 = 0.085cm2/m2 のウルトラ気密(0.1cm2/m2以下)でした。

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。

 

まずはスリーブ周りをチェック。
漏れていませんでした。

金属火打ちまわりも
問題なし。

 

それにしても梁周りの
気密処理がすごいなぁ。

 

梁のジョイントはもちろん
接手の金物を覆うように
気密処理されていました。

20分後…

 

おっと発見。
どこか分かりますか?

 

先ほどと同様の梁の
ジョイント部分です。(マニアック)

「伝い漏れするか?」と
言われそうですが

0.1cm2/m2以下の気密を
改善するためには こんな箇所を
攻めなければいけません。

最後に掃き出しの下端の
剛床の取り合いを
気密テープで気密処理。

この下にも気密テープは
貼られていますが
万が一の伝い漏れ対策です。

 

さて、C値改善後の
結果はいかに...。

C値 = 0.077cm2/m2 のウルトラ気密(0.1cm2/m2以下)でした。

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

気密処理を頑張った濵本代表は
とても喜び、結果を撮影されていました。

今回のC値改善により
 

αA(家全体の隙間面積)は
11cm2 → 10cm2 と
1cm2 の隙間が埋まりました。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.16 → 1.12 と改善。

非常に高い気密レベルから
約1cm2 の改善。

 

たった1cm2でしたが
こんな処理の積み重ねが
経年劣化に負けない
強い家を造るのだと思います(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs