石川県白山市湊町で気密測定

稜です。

3月2日は石川県白山市湊町で
㈱北製材所 ウィッシュホームさまの
現場の気密測定を行いました。

中に上がります。

壁の断熱材はセルロースファイバー。
充填する前の状態ですが、
柱や筋交いとボードとの
取り合いには丁寧に
コーキングが入っています。

屋根はウレタン吹き付け断熱
となっています。

サッシはリクシル EW。
樹脂ペアガラスです。

サッシ周りの気密処理は
コーキングでしてあります。

ホールダウン金物の
貫通部もコーキングで
気密処理されています。

パネルのジョイントや
ボルト穴の怪しい箇所を、
コーキングで気密処理します。

間柱の取り合いなども、
コーキングで埋めていきます。

スリーブの貫通部。
上部にコーキングが入りづらく、
隙間が出来てしまっている
可能性がありますので、
膨らんで隙間の埋まりやすい
ウレタンを使って気密処理します。

チェックが終わりましたので、
測定を始めます。
気になる結果は…

C値=0.087cm2/m2の
ウルトラ気密です。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

C値改善作業(隙間埋め)
を始めます。
勝手口や掃き出し窓など、
建具からどれだけの漏気が
あるのかを確認します。
少し漏気しているようですが、
そこまで影響しないぐらいですかね。

火打ち梁の取り合いから、
漏気があった模様。
ウレタンを吹き付けて
漏気を止めます。

 

それでは再度測定を始めます。
結果は…

C値=0.081cm2/m2の
ウルトラ気密です。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

 

αA (家全体の隙間面積)が
15cm2 → 14cm2

 

n値 (隙間特性値 範囲1~2)が
1.49 → 1.36
となっています。

この結果に、
立ち合いされた監督さんたちは
納得されたご様子でした。

 

C値が 0.1cm2/m2以下のような
素晴らしい気密でも、
暖かいお家をつくるために
より良い気密を求めて
改善作業をしています。

 

今回は 1cm2 の隙間が
埋まったという結果で、
人によってはたった1cm2?
と思われるかもしれません。

 

しかし、気密が良いほど
隙間を探して埋めるという作業は
困難で、時間を要するものになります。
このとても良い気密の状態で、
少しでも隙間が埋めようとする
その努力と向上心こそが、
何年経っても気密が良くて暖かく
過ごしやすいお家づくりに
繋がっているのだと思います。

気密測定

Posted by fok-rs