岐阜県羽島市上中町で気密測定(完成)

稜です。

3月23日は岐阜県羽島市上中町で
㈱渡辺建設さまの現場の
気密測定(完成)を行いました。

中に上がると、
リビングにはテレビボードと
壁掛けテレビのスペースが。

上部は吹き抜け空間となっていて、
とても開放的です。
リビングの掃き出し窓と
吹き抜け上部の窓からの採光は
バッチリでしっかりと明るいです。

床材はパインです。
肌触りが良く、暖かみを感じます。

キッチンもとてもオシャレ。
カウンターテーブルも付いていて、
家族のコミュニケーションが取れる
素敵な空間となっています。

和室です。
完成状態の現場は
色々と見てきましたが、
収納の戸が襖の和室は久々に
見たような気がします。
やっぱり襖、良いですね。
とても趣があって、
見ていて何だか安心しちゃいます。

 

(シャッターが閉まった状態で撮った画像なので
外からの光が入っていませんが、
実際にはもっと明るく、日の暖かみを感じます。)

脱衣室には乾燥機の
乾太くんがいました。

二階に上がってみると、
こちらにも素敵なカウンターテーブルが。
吹き抜け空間の解放感と相まって、
心の落ち着く場所になっていますね。

テレビボードの横にある、
この格子状のパネルを開けると…

エアコンが現れました。

 

冬はこの床下エアコンで
床下(基礎内)の空気を加温して、
床に施工したガラリから上に排出することで
室内を暖かくする仕組みとなっています。

 

空調機器は基本的に、
放出した分の空気を
空調機器内に戻すことで
室内に循環させて空気の流れをつくる、
いわゆるリターンというものが
必要となります。

 

ですので、
エアコンを隠していた格子状のボードは
リターンを確保するために、
空気の流れを遮らないような
隙間のある構造になっているんです。

二階の天井にも格子状のモノが。
これも先程と同じ仕組みで、
小屋裏に設置したエアコンのリターンを
確保するための空気の通り道です。

小屋裏で暖めたり、冷やしたりした空気を
このダクトから吸い込んで、

吹き抜けの上部に付いた、
ガラリから排出します。

 

夏は吹き抜けから冷気を下に降ろして、
家全体を涼しくします。
冬には床下と小屋裏のエアコンを使って、
家全体を暖めるといった仕組みなんですね。

目張りのために給気口を
取り外して中を覗いてみると、
ボードとスリーブ管の取り合いに
ウレタンが吹かれていました。

 

給気口は気密の取れない
構造となっているモノが多いので、
この取り合いに隙間が出来ていると
壁の中に空気が流れてしまう
可能性があります。
壁内に空気を入れないためにも、
このようにウレタンやテープを
使って隙間を埋めるのは
とても良い事だと思います。

それでは測定を始めます。
気になる結果は…

C値=0.35cm2/m2の高気密です。
表示は四捨五入により0.4cm2/m2。

この結果に、
立ち合いされた社長は
少し悔しそうなご様子でした。

 

最近は、サッシなどの納入が
遅れてしまって、
気密測定のタイミングが
ズレてしまうこともあります。

 

こちらの現場も、
中間気密測定の際には
既に壁や天井にボードの
貼ってある状態だったので、
いつもより気密の改善が
しづらい状態でした。

 

そんな状態でも、
より良い、より暖かいお家づくり
の助力をするために、
より一層頑張りたいと思います。

気密測定

Posted by fok-rs