石川県金沢市神田で気密測定 2022/04/20
稜です。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/03/E58699E79C9F202022-04-2020720582048-thumbnail2.jpg)
4月20日は石川県金沢市神田で
㈱あらき工務店さまの現場の
気密測定を行いました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/03/E58699E79C9F202022-04-2020820012034-thumbnail2.jpg)
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/03/E58699E79C9F202022-04-2020820072002-thumbnail2.jpg)
中に上がります。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/03/E58699E79C9F202022-04-2020820022043-thumbnail2.jpg)
天井と壁の断熱材は、
グラスウール。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/03/E58699E79C9F202022-04-2020820022024-thumbnail2.jpg)
サッシはリクシルのEW。
樹脂ペアガラスです。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/03/E58699E79C9F202022-04-2020820032019-thumbnail2.jpg)
チェックしていきます。
サッシ周りは、
コーキングで気密処理
してあります。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/03/E58699E79C9F202022-04-2020820012044-thumbnail2.jpg)
こちらの現場は
床断熱となっていますので、
床にテープが貼ってありますね。
根太有りの工法なので、
テープのピッチが短いです。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/03/E58699E79C9F202022-04-2020820372012-thumbnail2.jpg)
配線の貫通部は、
コーキングで気密処理
されています。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/03/E58699E79C9F202022-04-2020820502011-thumbnail2.jpg)
柱と筋交いの取り合いです。
床断熱の場合は、
筋交い付近の気密処理が
難しかったりするのですが、
丁寧にテープとウレタンで
気密処理してありますね。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/03/E58699E79C9F202022-04-2020820352055-thumbnail2.jpg)
二階床の取り合いに
ウレタンが吹いてありますね。
胴差しからの伝い漏れ対策として、
効果的かと思います。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/03/E58699E79C9F202022-04-2020820472015-thumbnail2.jpg)
チェックが終わりましたので
測定を始めます。
気になる結果は…
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/03/E58699E79C9F202022-04-2020820592008-thumbnail2.jpg)
C値=0.50cm2/m2の高気密です。
表示は四捨五入により0.5cm2/m2。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/03/E58699E79C9F202022-04-2020820582003-thumbnail2.jpg)
C値改善作業(隙間埋め)
を始めます。
お風呂の給湯給水配管の
貫通部に隙間が出来ていて
漏気がありました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/03/E58699E79C9F202022-04-2020920022034-thumbnail2.jpg)
配管が束なっている所は
とても隙間ができやすいので
気を付けたいところですね。
ウレタンで気密処理をします。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/03/E58699E79C9F202022-04-2020820562023-c307f-thumbnail2.jpg)
玄関の下場のパッキン辺りから
漏気が感じられました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/03/E58699E79C9F202022-04-2020820592035-thumbnail2.jpg)
こちらもウレタンで
気密処理をします。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/03/E58699E79C9F202022-04-2020920182002-thumbnail2.jpg)
先ほど二階床の取り合いに
ウレタンが吹いてあるのを
確認しましたが、
横のラインだけでなく
縦のラインまで気密処理をすることで、
より伝い漏れの対策として
効果的なものになります。
追加で縦のラインにも
ウレタンを吹き付けていきます。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/03/E58699E79C9F202022-04-20201020222017-thumbnail2.jpg)
同じ伝い漏れの対策として、
二階床の外周部を
テープを貼って気密処理します。
なぜここを気密処理
しているのかというと、
壁の気密シートが床に
かかっていますので、
床と床との隙間を伝って
壁から漏気する可能性があるからです。
なんだかややこしいですが、
気密シートを留めているのが
どこになるのかによって、
こういった処理も必要になります。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/03/E58699E79C9F202022-04-2020920382016-thumbnail2.jpg)
気密シート貼りの現場で
要チェックなのがこのような
テープの浮きです。
一ヶ所からの漏気は
そこまで多くありませんが、
これがたくさんあると
気密を落としてしまう
要因となります。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/03/E58699E79C9F202022-04-2020920392015-thumbnail2.jpg)
他にもテープを貼り忘れている
箇所もありました。
シートとテープの色が同じ色なので
近くで見たりしない限りは
気づきにくいですよね。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/03/E58699E79C9F202022-04-2020920342039-thumbnail2.jpg)
上からテープを貼って、
ピッチリを押さえます。
それでは再度測定を始めます。
結果は…
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/03/E58699E79C9F202022-04-20201020362005-thumbnail2.jpg)
C値=0.28cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.3cm2/m2。
αA (家全体の隙間面積)が
61cm2 → 35cm2
n値 (隙間特性値 範囲1~2)が
1.49 → 1.27
となっています。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/03/E58699E79C9F202022-04-20201020372040-thumbnail2.jpg)
この結果に、
立会されたお施主様は
満足しているご様子でした。
今回は、
26cm2 の隙間を埋めることが
出来たようですね。
気密シート貼りの現場は、
テープの浮きを探しながら
上から追加でテープを貼ったりと、
地道な改善作業を続ける
ことが多かったりします。
でもこの地道な作業が大切で、
結構気密が良くなることが多いです。
時間と手間はかかってしまいますが、
お施主様に喜んでいただけると
こちらも嬉しくなりますし、
頑張った甲斐がありますよね。