石川県金沢市福増町で気密測定

おはようございます
健太郎です。

5月12日は 石川県金沢市福増町で
㈱安藤建築事務所さまの現場の
気密測定を行いました。

掃き出し窓などの
大きな窓はありませんが
採光はしっかり取れていました。

断熱材は屋根・壁・床ともに
旭ファイバーグラスの
アクリアα36kg (グラスウール)。

壁はそのグラスウールを
タイベックスマート(気密シート)
内に充填。

サッシはYKKのAPW430。
樹脂トリプルガラス。

 

この現場は高い位置にしか
窓がありません。
気密測定器が設置できるかな。

サッシ周りは
ユラソール(高性能気密テープ)で
気密処理。

剛床のジョイントも
ユラソールで気密処理。

柱周りはユラソールで
気密処理してから
コーキングを入れてありました。

梁と2階の床の取り合いも
ユラソール。

 

金物は結露防止で
ウレタンに覆われていました。

ここは胴差しと梁の取り合い。
よく見ると気密材を施工してから
ユラソールが貼られています。

 

木材の水分が抜けて
木が痩せても漏気させない
処置です。

三脚の足に接ぎ木して
めちゃ高い位置に
測定器を設置。

さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。

C値 = 0.069cm2/m2 の超高気密でした。

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

それでは C値改善(隙間埋め作業)を
開始します。

 

スリーブ周りを手で押さえて
テープの浮きを潰しました。

梁のボルト穴にウレタンが
充填されてましたが
更にその上からユラソールを
貼りました。

気密シートを留めるタッカーの
針の上からテープを貼りました。

テープに浮きがあるのが
わかりますか?(2カ所)

地味ですがこういう
浮きを押さえることで
テープの接着力アップと
気密アップを狙います。

おっとテープの貼り忘れ
箇所を発見。

テープを施工してから
ハケで押さえて空気を抜きます。
ヘラで押さえるのは見かけますが
ハケは新しいですね。(毛の硬さも必要そう)

今回は3箇所ほど貼り忘れが
あった模様。

 

この場所は梁と床の隙間の
伝い漏れを防ぐ気密処理です。

通常の工務店さんなら
施工してない箇所。
C値 0.1以下を狙うとなると
やりたくなります。

 

さて、C値改善後(隙間埋め後)の
測定結果はいかに...。

でました。
C値 = 0.0cm2/m2 !!! (0.05cm2/m2未満)

正確には…
C値 = 0.049cm2/m2 の超超高気密でした。

測定に立ち合いされたお施主さまは
とても喜び、測定結果を
撮影されていました。

 

今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
7cm2 → 5cm2 と
2cm2 の隙間が埋まりました。

何度も言ってますが
暖かい家づくりって
人が造るモノです。

 

ぼく達は その頑張りを
数値に落として見える化し
C値改善(隙間埋め)をお手伝いしていきます。

気密測定

Posted by fok-rs