富山県南砺市森で気密測定

稜です。

6月9日は富山県南砺市森で
すぎはら建築工房さまの現場の
気密測定を行いました。

壁の断熱材はグラスウール。
外壁側には付加断熱として、
フェノバボードが
貼ってありました。

天井の断熱材は、
セルロースファイバー。
一部屋根断熱や下屋の箇所は、
グラスウールとなっていました。

サッシはYKK APW330。
樹脂ペアガラスです。

チェックしていきます。
サッシ周りはコーキングで
気密処理してあります。

お風呂の給湯給水配管
などの基礎貫通部です。
ミッチリとコーキングが
丁寧に詰められていますね

こちらは水抜きの穴。
コーキングで気密処理
してあります。

それでは測定を始めます。
気になる結果は…

C値=0.12cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

C値改善作業(隙間埋め)
を始めます。
玄関ドアの下端付近、
土台と柱の取り合いから
漏気しているようです。

外周部は漏気しやすいので
注意が必要ですね。
こちらはテープを貼って
気密処理をしました。

下屋部分の天井の気密シート。
配線の貫通部から漏気が
感じられました。

追加でウレタンを吹き付けて、
気密処理をします。
配線が集中している箇所は
隙間が出来やすいので
気を付けたいですね。

二階の床と柱の取り合いの溝。
意外と漏気しやすいので
要チェックなポイントです。

こちらもウレタンで
気密処理をします。

 

それでは再度測定を始めます。
結果は…

C値=0.10cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

 

αA (家全体の隙間面積)が
34cm2 → 28cm2

 

n値 (隙間特性値 範囲1~2)が
1.42 → 1.32
となっています。

この結果に、
立ち合いされた社長は
満足されたご様子でした。

少し時をさかのぼって、
C値改善作業中。
社長が何か手に持っていますね。

どうやら、サーモグラフィーの
カメラのようです。
これを使って漏気していそうな
箇所を探していたのですね。

 

令和3年度の、
とやま県産材建築物コンクールでは、
すぎはら建築さまの建てた
『松原のいえ』という
Ua値 0.23で耐震等級3の
お家が優秀賞を獲得されたようですね。

 

いいお家を造ろうとする、
すぎはら建築さまの心意気。
現場の社長たちを見ていると
とても伝わってきます。

気密測定

Posted by fok-rs