石川県野々市市中林で気密測定

おはようございます
健太郎です。

5月31日は 石川県野々市市中林で
㈱安藤建築事務所さまの現場の
気密測定を行いました。

外は結構 雨が
降っていましたが
室内は至って静か。

2階の様子。
吹き抜けあり
勾配天井ありの設計です。

その2階を上から
眺められる一室。

 

たぶん旦那さんの
秘密基地でしょう。

断熱材は屋根・壁・床ともに
旭ファイバーグラスの
アクリアα36kg (グラスウール)。

 

このロール状の断熱材を
包装を破ると圧縮された
断熱材が ぶぁっと展開。

その断熱材を隙間なく
壁に充填して

室内側に気密シートを
貼られています。

文章で書くのは簡単ですが
断熱充填と気密施工で
3週間ほど掛かっているとのこと。
まさに手作りです。

サッシは YKKのAPW430。
樹脂トリプルガラス。

サッシ周りは
ユラソール(気密テープ)で
気密処理。

剛床(床板)のジョイント …

柱周りもユラソールで
気密処理。

 

さらに柱周りには
コーキングを充填。

天井を見ると
柱、梁、床の取り合いを
ユラソールで気密処理。

 

気密処理は基本
外に繋がる取り合いや
伝い漏れなど誘発しそうな
箇所を施工します。

さて、気になる
気密測定の結果は ...。

C値 = 0.086cm2/m2 の超超高気密でした。

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

それでは
C値改善(隙間埋め作業)を
開始します。

安藤建築事務所さまの
改善はテープの浮きを
押さえることがメイン。

こんなテープの浮きが
気道となり漏気に
繋がることもあります。

それには兎に角
テープが貼られた場所に近づき
浮いてなくても押さえて
回るしかありません。

でも全て回り切れないので
あやしい箇所を絞って
押さえていきます。

テープの貼り忘れを
何箇所か見つけました。

 

施行エリアが広かったり
気密の取り合いが難しいと
見過ごし易いです。

「ありゃ~気づかんかったな」と
言われると 改善の甲斐が
あるいうものです。

すでに0.1cm2/m2 を切った
気密なので大きな改善は
難しいですが

 

ちょっとずつの改善を重ね
少しでも良くなれば…。

 

さて、C値改善後の
結果はいかに...。

C値 = 0.070cm2/m2 の超超高気密でした。

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

気密測定に立ち合いされた
お施主さま家族はとても喜び
詳細結果を確認されていました。

 

今回の C値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
11cm2 → 9cm2 と
2cm2 の隙間が埋まりました。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.20 → 1.11 と隙間風が
入り難い特性に改善。

旦那さんが秘密基地で
ニンマリしながら
快適に過ごされるのが
目に浮かびます(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs