石川県金沢市長坂で気密測定

おはようございます
健太郎です。

5月23日は 石川県金沢市長坂で
㈱セブンワークスさまの現場の
気密測定を行いました

面材はモイス。
ジョイントに気密テープが
きれいに貼られていました。

そのモイスに 付加断熱で
ロックウール 100ミリを施工中。
極太の断熱材ですね。

室内に入ると
あれれ…。

 

今回は中間気密測定。
天井、壁にボードが貼られてます。

 

通常、中間測定のタイミングは
ボード施工前。
なぜなら、ボードを貼っちゃうと
気密漏れが確認できないからです。

 

もちろん、測定はできますので
やりますよ~。

サッシは日本製 樹脂トリプルガラスの
ドレーキップ(内開き窓)。

 

写真の窓は 引き違いサッシに
見えますが 内倒し、スライドができる
2way アクションの
ドレーキップ。

ボードに隠れて見えませんが
窓周りは気密テープで気密処理。

室内側の断熱は
天井、壁ともにセルロースファイバー。

 

壁はメッシュ状のシート内に
セルロースを充填してから
気密シートを貼った仕様。

これは換気システムの
スリーブ。

 

このタイミングで見ることが
無かったですが
スリーブとボードの取り合いは
しっかりコーキングで気密処理
されていました。

 

もちろん、壁の中の気密シートでも
気密処理されています。

 

この処理はボートと気密シートの
間に空気を入れない処置。
突き詰めていくとわかる気密処理です。
重要性がわかるかな~。

ユニットバスの周りや

玄関周りは
ユラソール(高性能気密テープ)で
気密処理。

さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。

C値 = 0.054cm2/m2 の超超高気密でした。

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。

 

玄関ドア下端から
気密漏れ。

モルタルの荒い部分から
漏れている模様。
外側からウレタンで気密処理。

室内側の玄関下端の
モルタル部分にユラソールを
貼り付けました。

基礎と土台の取り合いから
微量な漏気あり。
ウレタンで埋めました。

ここはユニットバス下の
断熱材の取り合い部分。
ユラソールの掛かりが浅い
箇所から漏気あり。

追加でユラソールを
貼って気密処理。

最後は玄関ドア。
ガデリウスの木製玄関ドア
なのだが…
未調整のためか漏れあり。

ドアラッチ側を
調整して …

気密性を上げるために
ヒンジ側も調整。

 

「調整箇所がいっぱいあるので
 マニュアルを読まないとわからん。」
と七山社長。

マニュアルを熟読。
パッキンがしっかり当たるよう
上下のヒンジを調整して
密着性を上げました。

 

さてさて、C値改善後の
測定結果は...。

でました。
C値 = 0.0cm2/m2 !!! (0.05cm2/m2未満)

 

正確には…
C値 = 0.045cm2/m2 のウルトラ気密でした。

C値改善をがんばった七山社長は
とても喜び、測定結果を撮影されました。

 

今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
6cm2 → 5cm2 と
1cm2の隙間が埋まりました。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.38 → 1.15 と隙間風が入り難い
特性に大幅改善。

通常、ボードが貼ってあったら
ほぼほぼ 直せません。

 

ですが、今回の改善場所は
玄関ドアまわりに集中しており
助かりました。

 

とくに、n値が大幅に
良くなったので隙間風がとても
入り難い家になったと思われます。

 

完成気密が
楽しみです(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs