石川県金沢市畝田で気密測定 2022/08/19

稜です。

8月19日は石川県金沢市畝田で
㈱アントールさまの現場の
気密測定を行いました。

中に上がります。

壁と屋根の断熱は、
ウレタン吹き付け断熱と
なっています。

サッシは、シャノンの
樹脂トリプルとなっています。

チェックしていきます。
サッシ周りの気密処理は、
コーキングでしてあります。

柱周りや外周部の取り合いが
コーキングで気密処理
してあります。

土間の基礎と土台の取り合いが
コーキングで気密処理してあります。

測定の前に、
測定器で減圧をして
隙間を探します。
お風呂の配管貫通部に
光が見えますね。
配管が束になっている箇所は
隙間が出来にくいので
注意して見ましょう。

玄関ドアの周りに、
隙間が出来ています。
光は見えませんが
手を近づけてみると
漏気しているのが分かります。

ウレタンで気密処理をします。
見ただけでは分からない隙間でも
測定の際には探すことが出来るので、
気密を改善するには
絶好のチャンスですね。

一階の下屋部分。
桁と梁の付近に隙間が
出来ていますね。
実際は隙間があるだけで
漏気していない(外と繋がっていない)
ということがありますが、
手を近づけてみると
フゥー…と風が出ていました。

ウレタンで隙間を埋めます。
断熱的にも埋めておいて
損はありませんからね。

梁と梁の隙間。
こちらも下屋部分ですが、
この隙間から漏気していました。

狭い箇所なので、
ウレタンが上手く入って
いなかったのかも知れませんね。
こちらもウレタンを吹き付けて
気密処理をしました。

こちらは二階の屋根勾配箇所と
梁との取り合いです。
分かりづらいですが、
奥の方に隙間が出来ています。

ここは隙間が出来やすい箇所なので
気を付けてチェックしたいですね。
ウレタンで気密処理します。

それでは測定を始めます。
気になる結果は…

 

C値=0.20cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

 

αA (家全体の隙間面積)が 23cm2

 

n値 (隙間特性値 範囲1~2)が 1.35

となっています。
(数値が表記された画面の写真を撮りそびれてしまった為、
文字のみとなっています。ゴメンナサイ…。)

この結果に、
㈱アントールの方たちは
喜んでいるご様子でした。

 

完成時の測定の際は、
器具付けや配線配管などの工程で
気密が落ちてしまいがちです。
ですので、
中間の測定の際に改善処理をして
気密を良くしておくことが
大切なんですね。

気密測定

Posted by fok-rs