福井県坂井市三国町で気密測定

稜です。

8月10日は福井県坂井市三国町で
㈱中広地所さまの現場の
気密測定を行いました。

中に上がります。
現場はパネル工法と
なっています。

屋根の断熱は、
ウレタン吹き付け断熱と
なっています。

サッシはYKK APW330。
樹脂ペアガラスです。

チェックしていきます。
サッシ周りは、
コーキングで気密処理
してあります。

パネルのジョイントは、
丁寧にコーキングが
打ってありますね。

ホールダウン金物が
ウレタンでスッポリ埋まっています。
気密的には勿論、
熱橋の対策としても大切ですね。

天井は一部見えますが、
ほとんどボードが貼ってある
状態となっています。

現場は基礎断熱です。
基礎を貫通している
換気システムのダクト周り。
ウレタンで気密処理
してあります。

お風呂の配管貫通部。
こちらはコーキングで
処理してありますね。
管と管の隙間も
丁寧に埋めてあります。

それでは測定を始めます。
気になる結果は..

C値=0.16cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

C値改善作業(隙間埋め)
をします。
外周部の柱の根元に出来た溝。
こちらをコーキングで
埋めていきます。

一階は土台と柱と床、
二階は胴差しと柱と床の
取り合いから伝い漏れして
しまうケースが多いので、
外気に通じる取り合いを埋めています。
コーキングを入れた後に
上から指でなぞることで、
コーキングが隙間にミチミチと
埋まっていきます。

 

床張りの工程の事を考えると
浮きの原因となる凸凹が無いよう
水平に処理する事が大切ですね。

玄関ドア横の配線貫通部から
漏気がありましたので
コーキングで気密処理をしました。

 

それでは再度測定を始めます。
結果は…

C値=0.14cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

 

αA (家全体の隙間面積)が
22cm2 → 20cm2

 

n値 (隙間特性値 範囲1~2)が
1.32 → 1.24
となっています。

この結果に、
立ち合いされた監督さんは
納得しているご様子でした。

 

屋根のウレタンは、
割と隙間が出来やすいので
要注意ポイントなんですが、
既に天井にボードが貼ってあるので
チェックできていない箇所があり、
少し不安な気持ちもありました。
しかし、結果は問題なく良い気密。

 

これも打ったコーキングを
上から指でなぞった処理のように、
丁寧な気密処理やチェックを
大工さんや監督さんたちが
心掛けているからこそなんでしょうね。

気密測定

Posted by fok-rs