福井県鯖江市平井町で気密測定 2022/09/02
稜です。
9月2日は福井県鯖江市平井町で
㈱中広地所さまの現場の
気密測定を行いました。
中に上がります。
現場はパネル工法と
なっています。
屋根の断熱は、
ウレタン吹き付け断熱と
なっています。
サッシはYKK APW330。
樹脂ペアガラスです。
チェックしていきます。
サッシ周りはコーキングで
気密処理してあります。
パネルの取り合いは、
丁寧にコーキングで
気密処理されています。
ホールダウン金物。
ウレタンで覆うように
処理してありますね。
気密だけでなく、
熱橋の対策としても大切です。
玄関ドア横の配線貫通部
とても丁寧にコーキングが
打ってありますね。
現場は基礎断熱です。
換気システムの基礎貫通部、
周りをウレタンで
気密処理してあります。
こちらはお風呂の配線貫通部。
管と管の隙間まで、
丁寧にコーキングを
詰めてありますね。
それでは測定を始めます。
気になる結果は…
C値=0.18cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。
C値改善作業(隙間埋め)
少しだけをします。
こちらは下屋部分。
梁より奥の方までウレタンを
吹き付けてある状態ですね。
しかし、このままでは
梁と合板の取り合いから
漏気してしまいます。
取り合いをコーキングで
気密処理しました。
下屋部分の気密ラインが
低めの場合は要注意です。
ウレタンだけでなく、
ボード状断熱材であっても、
気密シートでもあっても。
パッと見では判断が難しい
箇所ではあるんですが、
気密測定の際には
漏気の有無が分かるので
しっかりチェックしておきたいですね。
再度測定を始めます。
結果は…
C値=0.11cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
αA (家全体の隙間面積)が
24cm2 → 14cm2
n値 (隙間特性値 範囲1~2)が
1.36 → 1.03
となっています。
この結果に、
立ち合いされた監督さんは
満足されたご様子でした。
下屋部分の取り合いのみの
改善処理となりましたが、
改善前と比較して、
αA (家全体の隙間面積)が
10cm2 埋まっていますね。
素晴らしい気密。
完成状態の気密測定も
楽しみです。