福井県鯖江市落井町で気密測定 2022/09/27
おはようございます
健太郎です。
9月27日は福井県鯖江市落井町で
伊藤瑞貴建築設計事務所さま監修、
サカイ建設不動産㈱さまの現場の
気密測定を行いました。
現場は平屋の大きな物件。
南面の大開口サッシから
光が差し込む明るい室内。
圧巻なのが屋根。
大屋根の部分に見える
垂木(大垂木)はあらわしで
このままの仕上げです。
まるで店舗の設計。
上棟に3日かかったのが
頷けます。
屋根の断熱はネオマフォーム。
気密は屋根側で取ってある模様。
壁の断熱は
ウレタン吹付断熱。
間柱と梁の取り合いを
コーキングで気密処理。
掃き出し窓からは
緑豊かな風景が眺められました。
サッシは リクシルのTW。
アルミ複合ペアガラス。
サッシ周りは気密テープと
コーキングにより気密処理。
さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。
C値 = 0.56cm2/m2 の高気密でした。
表示は四捨五入により0.6cm2/m2。
今回の測定にはインターンシップで
学生さんが勉強に来られていました。
将来、建築業に付く予定のこと。
気密の必要性 や 高気密化のメリット、
測定にかかる時間 や どこを気密処理
した方がよいか?などなど
ビルダーさん顔負けで
いろんな質問を受けました。
彼女は将来、リノベーションの方面で
活躍したいようです。
脱線しましたが
C値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
2階の床と梁の取り合い部分を
コーキングで気密処理。
季節的にだいぶ涼しくなってきましたが
現場はまだ汗だくで作業してます。
私は写っていませんが
監督さんの横で気密処理してました。
ロフトはめちゃくちゃ広く
キャッチボールが出来そう。
ネオマフォームのジョイントに
気密テープを貼ったり
コーキングを入れたりと攻めました。
狭い箇所の取り合いに
体を小さくして
コーキングを打たれてます。
気密って小さな作業の
積み重ねなんです。
さて、気になる
C値改善後の結果は...。
C値 = 0.53cm2/m2 の高気密でした。
表示は四捨五入により0.5cm2/m2。
立ち合いされた設計士さんは
会社の基準をクリアしていることに
ほっとされていました。
今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
95cm2 → 91cm2 と
4cm2 の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値)は
1.61 → 1.58 と少量ですが
隙間風が入り難い特性に改善しました。
大屋根の大垂木は 店舗のような
非日常的な空間づくりを担うとともに
構造材としてもガッチリと効いている模様。
とても素敵な現場でした(^^♪