石川県金沢市西泉で気密測定

稜です。

10月4日は石川県金沢市西泉で
クラード建築設計事務所さまの
現場の気密測定を行いました。

中に上がります。

現場はパネル工法と
なっています。
外壁側には断熱材として、
ネオマフォームが施工されています。

屋根の断熱は、
ウレタン吹き付け断熱と
なっています。

サッシはリクシルのEWとTW。
EWの方は樹脂のペアガラス、
TWはアルミ樹脂複合の
トリプルガラスの仕様です。

チェックしていきます。
二階の床外周部には、
丁寧にコーキングが
打ち込んでありました。
胴差しとパネルの取り合いからの
伝い漏れ対策ですね。

二階にはとても大きな
吹き抜け空間がありました。

大きい分作業や気密処理が
大変だと思いますが、
胴差しと柱とパネルの取り合いや
窓まわりなどがテープで
丁寧に気密処理されていますね。

現場は基礎断熱です。
何やらクラードさまの社長が
床下点検口から基礎内に
潜っているようですね…
何をしているのでしょうか。

なるほど…。
基礎内の配管の目張りを
行っていたようですね。
配管が外気に通じている場合、
どこかで塞ぐ必要があります。
外側からの目張りが難しい場合、
室内側でしなければなりません。

 

中間気密測定の際でも、
ほとんどの場合床が貼ってあるので
基礎内のチェックは難しいです。
社長自ら率先してチェック。
素晴らしい志ですね。

ふと基礎内の外周部を
見てみると…
何でしょうかねコレは。

 

社長にお聞きしたところ、
シロアリ対策にガラス粒材を
撒いてあるそうです。
基礎に出来たわずかな隙間からの
侵入を防ぐ事が出来るとか。
勉強になりました…!

それでは測定を始めます。
気になる結果は…

C値=0.16cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

C値改善作業(隙間埋め)
をします。
パネルの下端から少し漏気が
あったようですので、
テープで気密処理しました。

パネルと打ち付けた下地との
取り合いから漏気がありました。
こちらもテープで気密処理
をしました。

 

それでは再度測定をします。
結果は…

C値=0.13cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

 

αA (家全体の隙間面積)が
25cm2 → 20cm2

 

n値 (隙間特性値 範囲1~2)が
1.42 → 1.09
となっています。

この結果に、
立ち合いされた社長は
満足されたご様子でした。

 

現場で測定をする度に、
色々勉強になることがあります。
今回のシロアリ対策にしても
全然知りませんでしたので。
現場でしか分からないことも
たくさんありますので、
学べる機会があるのは嬉しいです。

 

シロアリの心配も無く、
気密が良くて、暖かい。
これからの季節でも快適な
お家になるでしょうね。

気密測定

Posted by fok-rs