福井県福井市川合鷲塚町で気密測定

稜です。

10月20日は福井県福井市川合鷲塚町で
㈱中広地所さまの現場の
気密測定を行いました。

中に上がります。

現場はプレウォール工法。
断熱材はネオマフォームと
なっています。
天井にはウレタンを
吹き付けてある状態です。

サッシはYKK APW330。
樹脂ペアガラスです。

チェックしていきます。
サッシ周りは、
コーキングで気密処理
してあります。

パネルの取り合いです。
見づらいかもしれませんが、
丁寧にコーキングで
気密処理されています。

玄関ドア横の配線貫通部。
こちらもとても丁寧に、
コーキング処理されています。

お風呂周りです。
基礎の断熱材の取り合いと
給湯給水配管などの貫通部を
ウレタンで気密処理してありますね。

外側からお風呂の配管を
確認してみると、
丁寧にコーキングで
気密処理してありました。
室内側と外側をダブルで気密処理。
素晴らしいですね。

現場は基礎断熱となっています。
換気システムのダクト用の
基礎貫通部がテープで
目張りしてあります。
養生テープだと基礎に
くっつきづらいですが、
気密テープの粘着であれば、
しっかりくっついてくれます。

一階の柱周りを見てみると、
ウレタンで隙間を埋めてありました。
基礎断熱なので気密的には
問題のない箇所ですが、
床下換気を効率良く回す為に
給気口以外の余計な隙間を
潰そうという狙いですね。

測定の前に、
少し改善処理します。
ホールダウン金具が
そのままの状態になっています。

ウレタンで気密処理を
しました。
土台と基礎の取り合いから
伝い漏れを起こしてしまう
可能性がありますので、
注意したいですね。
床断熱の場合は全体的に、
基礎断熱の場合でも
外周部の分は気密処理を
おススメします。

火打ち梁付近のウレタンに
隙間が出来ていますね。

実際に外気と繋がっているかは
分かりませんが、
怪しい箇所は潰しておくに
限りますね。

 

それでは測定を始めます。
気になる結果は…

C値=0.12cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

C値改善作業(隙間埋め)
をします。
こちらは一階の下屋部分。
少しわかりづらいかも
しれませんが、
気を付けたいポイントです。

梁の向こう側はウレタンを
吹き付けてあるので
気密が取れていますが、
梁と手前側の天井との
ライン(取り合い)も
気密処理する必要があります。
天井の気密ラインの
高低差によっては、
漏気しないこともありますので

コーキングを打った後に、
隙間が出来ないように
上からハケでなぞって
気密処理しています。
とても丁寧な処理ですね。

 

それでは再度測定を始めます。
結果は…

C値=0.093cm2/m2の
ウルトラ気密です。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

 

αA (家全体の隙間面積)が
19cm2 → 14cm2

 

n値 (隙間特性値 範囲1~2)が
1.22 → 1.12
となっています。

この結果に、
立会いされた監督さんは
満足されたご様子でした。

 

αA (家全体の隙間面積)が
5cm2 改善して、
とても良い気密になっています。
今回改善した箇所のように、
結構意外なところから
漏気したりします。

 

隙間を探すのは大変ですが、
新しい発見をする度に
次に生かせる勉強が出来たと
嬉しくなります。
より良い気密を出すために、
これからも精進します。

気密測定

Posted by fok-rs