福井県勝山市村岡町で気密測定

稜です。

10月27日は福井県勝山市村田町で
咲蔵工房さまの現場の
気密測定を行いました。

中に上がります。

天井・壁の断熱材は、
グラスウール。
気密シート貼りの仕様です。

サッシは三協アルミのアルジオ。
樹脂アルミ複合のサッシです。

チェックしていきます。
サッシ周りは、
ウレタンとコーキングを
使い分けて気密処理して
ありますね。

現場は床断熱。
床の取り合いはテープで
気密処理してありました。

柱まわりもピッチリと
丁寧に貼ってありますね。

玄関土間の土台と基礎の
パッキンにコーキングを
打ってあります。
気密パッキンといえど、
ジョイント部分などから
漏気してしまう可能性が
ありますので要注意です。

こちらは気密シートと
床の配管貫通部です。
丁寧にコーキングで
気密処理されていますね。

お風呂周りの気密処理。
カネライトの取り合いは
ウレタンで、
配管の貫通部はコーキングと、
使い分けてありますね。
素晴らしいです。

それでは測定を始めます。
気になる結果は…

C値=0.66cm2/m2の高気密です。
表示は四捨五入により0.7cm2/m2。

こちらの現場は、
玄関ドアが片引き戸と
なっているのですが、
どうにも漏気が多いようです。

隙間から光がチラチラと
見えていますね。
玄関ドアの影響がどの程度なのか
一度目張りをした状態で
測定してみます。
結果は…

C値=0.48cm2/m2の高気密です。
表示は四捨五入により0.5cm2/m2。

 

αA (家全体の隙間面積)が
66cm2 → 48cm2

 

n値 (隙間特性値 範囲1~2)が
1.37 → 1.16
となっています。

 

 

この結果に、
立ち合いされた社長は
納得されたご様子でした。

 

引き戸の目張りだけで
18cm2 の隙間が埋まったと
考えると驚きですね。
使い勝手は良いのですが、
気密性との両立は
まだ難しいのかもしれません。

現場は自然に囲まれた
気持ちの良い場所。
もうしばらくすれば、
しんしんと雪が積もって
観える景色も変わりそうですね。

 

そんな寒い季節でも、
暖かく快適に過ごせる
お家になると良いですね。

気密測定

Posted by fok-rs