石川県白山市倉光で気密測定

稜です。

11月2日は石川県白山市倉光で
㈱アントールさまの現場の
気密測定を行いました。

中に上がります。

屋根・壁の断熱は、
ウレタン吹き付け断熱と
なっています。

サッシはYKK APW430。
樹脂トリプルガラスです。

チェックしていきます。
サッシ周りは、
コーキングで気密処理
されています。

現場は床断熱です。
取り合いがテープで丁寧に
気密処理してあります。

柱周りはコーキングで
処理されています。
テープの方を見てみると、
床に食い込むように
ビッチリと貼り付いていました。
隙間を残さない上に、
浮きにくく、剥がれにくい。
素晴らしい処理ですね。

それでは測定を始めます。
気になる結果は…

C値=0.24cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

C値改善作業(隙間埋め)
をします。
玄関土間の周りから
漏気がありましたので、
気密処理をします。
こちらはなんと、
お施主様が持参したコーキングで
自ら気密処理をして下さいました。
コーキングを打ち込んだ後には、
上から指でなぞって隙間埋め。
職人さん顔負けの
丁寧な処理となっていました。

梁とボードとの取り合いに
隙間が出来ていますね。
手を近づけて確認してみると、
漏気していました。

ウレタンを中に吹き込んで
いきます。
ここは工程の都合上、
ウレタン業者さんも
処理が出来なかったそうです。
結構な隙間が埋まったと
思いますので、
一度測定してみます。
結果は…

C値=0.10cm2/m2の超高気密です。

 

αA (家全体の隙間面積)が
40cm2 → 18cm2

 

n値 (隙間特性値 範囲1~2)が
1.27 → 1.00
となっています。

既にとても良い気密なんですが、
あともう少し頑張ります。
配線配管の床貫通部から
漏気しているようですね。

ウレタンが吹きつけて
ある状態ですが、
わずかな隙間が空気の
通り道になっているようですね。
さらにウレタンを吹き付けて
漏気を止めました。

アントールさまの監督さん達も
テープやウレタンで気密処理を
して下さっています。
たとえ漏気が無かったとしても、
怪しい箇所は処理しておくに
限りますね。

他にも怪しい箇所を発見。
どうやらこの取り合いから
漏気をしている様子。

ウレタンを吹き付けて、
気密処理をしました。
それでは再度測定をします。
気になる結果は…

C値=0.090cm2/m2の
ウルトラ気密です。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

 

αA (家全体の隙間面積)が
18cm2 → 15cm2
となっています。

この結果に、
立ち合いされたお施主様は
満足されたご様子でした。

 

隙間が計 25cm2 も改善して、
素晴らしい気密となっていますね。
n値が少し変動していますが、
動きやすい数値ですので
誤差の範疇ですね。

 

今回は、
お施主様が自らC値改善作業
に参加して、
隙間探しから気密処理まで
お手伝いして下さいました。
その結果も素晴らしく、
お施主様が喜んでいる顔を見て
こちらも嬉しくなりました。
とても快適で暖かい
お家になると良いですね。

気密測定

Posted by fok-rs