富山県富山市小杉で気密測定 2022/11/16
おはようございます
健太郎です。
11月16日は富山県富山市小杉で
㈱ジュープラスさまの現場の
気密測定を行いました。
現場は ボードを貼る前の状態。
中間気密測定は C値を改善する
メリットがあります。
でもボードを貼った後だと
ほぼ改善できないのでご注意を。
この現場の断熱材は
天井・壁ともに
セルロースファイバー。
ジュープラスさまの屋根の
断熱はEPSやフェノバボードが
多い印象ですが…
天井は 気密シート貼りで
セルロースファイバーを充填。
シートのジョイントは
ユラソール(気密テープ)で
気密処理されてました。
サッシはYKKのAPW430。
樹脂トリプルガラス。
サッシ周りはユラソールで
気密処理。さらに入隅には
コーキングが入ってました。
気密シート貼りで
1番難しいのは 間仕切り壁の
処置だと思う。
柱・間柱の取り合いを
漏気させることなく
丁寧に気密処理しないといけません。
それで間仕切り壁の中の
電気配線、配管は 極力1本ずつ
気密処理したいところ。
まとめて配線を出すと
楽だけど腺と腺の隙間から
漏気しやすいので。
24時間換気の
ダクトスペース。
合板を貫く、断熱ダクト周りは
極太コーキングで気密処理。
その合板自体もコーキングで
気密処理されてました。
わかってるね ~ 大工さん。
気密シート貼りの仕様
のみならず、攻めておきたいのが
胴差と2階の床の取り合い。
見づらいけど 取り合いに
しっかりコーキングが
入っています。
ここは下屋部分。
気密シートの上には
セルロースファイバーが
充填されています。
でもエリア的(セルロースファイバー側)
には外扱い。
そのため写真のように
梁と2階の床の取り合いを
気密処理しないと伝い漏れする
可能性があります。
シートに四角い穴?が
空いていますね。
何のためのモノかわかる方は
そこそこマニア。
そうです。
ダウンライト用の
ボックスです。
ダウンライトがセルロースに
直接触れないようにする
熱対策です。
おっとここで
改善点が...。
ボックスを貫通する
電気配線周りが気密処理
されていませんでした。
大工さんにコーキングを
打ってもらいました。
壁をチェックしてたら
電線の上に気密テープ。
悪くはないのですが
電線とテープの隙間から
漏気する可能性があります。
テープと電線の取り合いに
コーキングを充填してもらいました。
ちょっと漏気量が多い
掃き出し窓。
引渡し前までに調整して
もらいましょう。
さて、気になる気密測定の
結果はいかに ...。
C値 = 0.068cm2/m2 の超々高気密でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
測定結果に監督さんと大工さんは
喜ばれていました。
αA(家全体の隙間面積)は
9cm2(3×3cm)。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.16と、隙間風が入り難い
値を示しています。
気密シート貼りの仕様で
0.1cm2/m2以下を出すのは
至難の業。
大工さんの熱い拘りを
ふんだんに感じる現場でした(^^♪