石川県羽咋市千里浜町で気密測定

おはようございます
健太郎です。

11月24日は 石川県羽咋市千里浜町で
㈱安藤建築事務所さまの現場の
気密測定を行いました。

現場は 勾配天井で
大きな吹き抜けがある室内。

 

間仕切り壁が少ない
家を単一空間とした
安藤建築事務所さまらしい設計。

断熱材は屋根、壁、床ともに
旭ファイバーグラスの
アクリアα36kg (グラスウール)。

 

断熱材の充填後、室内側に
気密シートを貼った仕様。

サッシはYKKのAPW430。
樹脂トリプルガラス。

サッシ周りは
ユラソール(気密テープ)により
気密処理されてました。

剛床のジョイント部分も
ユラソールにより気密処理。

柱周りはユラソールと
コーキングによる気密処理。

ここは2階の天井部分。
格子状になっていますが
合板と梁の取り合い部分は
すべてユラソールで気密処理。

お風呂の下の
ネオマフォームの取り合いは
これまたユラソールで気密処理。

玄関土間の基礎と断熱、
基礎と土台の取り合いも
ユラソール。

 

さてさて、今回は測定前に
チェックしていきます。

先ほどのお風呂下の
ネオマフォーム。

 

分かりますか?
断熱材の取り合いに
テープが無い。(切れ目)

大工さんにユラソールを
貼ってもらいました。

天井の取り合い部分に
テープが貼られてない箇所発見。

 

気密工事中に電話など掛かって
きたのかな~。

ここはどこに気密処理が
必要だったでしょうか?

正解は梁の取り合い部分です。
気密シートが貼られた奥側が
下屋になってます。

 

外気に面する、木材の取り合いは
必ず疑いましょう。
矢印のように外気の侵入を許す
恐れがあります。

取り合いのすべてに
ユラソールを貼ってもらいました。

ここは2階の床部分。
怪しい箇所はどこ?

 

正解は 床のジョイント部分。

床のジョイント部分に
ユラソールを貼りました。

 

壁の気密シートはL字に
曲げて床に貼られています。

 

それに対し、床のジョイントが
壁から伸びている場合は
伝い漏れを誘発する
可能性があります。

 

漏気量はジョイントの
隙間が大きいほど漏れが多いです。

今回、漏気量が
一番多かったのは 掃き出し窓。
レール部分からかなりの
漏気がありました。

大工さんに調整して
もらったり
漏気止めのパッキンを
手で調整しましたが
大きく改善しませんでした。

さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。

C値 = 0.091cm2/m2 の超々高気密でした。

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

測定に立ち合いされた
安藤社長から OKが出ました。

 

αA(家全体の隙間面積)は
9cm2(3×3cm2)。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.04 とかなりレベルが高い値。

実は …。

 

C値改善(隙間埋め作業)→ 測定を
4回繰り返しましたが
結果はすべて同じ。

 

気密の良い現場でしたが
サッシの漏気が
なんとも悔しい感じでした。

気密測定

Posted by fok-rs