石川県白山市専福寺町で気密測定

おはようございます
健太郎です。

12月6日は 石川県白山市専福寺町で
㈱D-COLORSさまさまの現場の
気密測定を行いました。

この現場は
テクノウォール工法(パネル工法)。

 

天井・壁・床の断熱材は
ネオマフォーム。

サッシはYKKのAPW330。
樹脂ペアガラス。

サッシ周りはコーキングに
より気密処理。

剛床の取り合いは
気密テープによる気密処理。

 

大引き間にネオマフォームを
充填した床断熱の仕様です。

柱と床の取り合いは
ウレタンを入れてから
気密テープを貼られていました。

ユニットバスの下は
スタイロフォームで断熱。

 

土台と断熱材の取り合いは
ウレタンで気密処理。

さて、気になる気密測定の
結果はいかに ...。

C値 = 0.35cm2/m2 の高気密でした。

表示は四捨五入により0.4cm2/m2。

それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。

 

ユニットバスの給湯給水と
排水管周りから漏気あり。
ウレタンを追加で入れました。

スタイロフォームと土台の
取り合いからかなりの漏気。

 

漏れが止まるまで
ウレタンを充填しました。

あとはパネルの取り合い。
外側のパネルの取り合いで
気密テープを貼られているとの
ことですが

 

室内側も気密処理した方が
絶対いいです。

見えますか?
柱とパネルの隙間!

 

これがすべて漏れる訳ではないですが
伝い漏れする可能性は高いです。

大工さんと稜と私で
室内側のパネルの取り合いに
気密テープを貼っていきました。

パネルは縦のラインだけでなく
梁と取り合いなど横ラインにも
気密テープを貼りましょう。

それにしてもフットワークの
軽い大工さん。

 

私たちの倍のスピードで
気密テープを貼られていました。

施工もきれい。

そー言えば2階の天井の
取り合い(ネオマフォーム周り)は
ウレタンで丁寧に気密処理されていましたが…。

1階の下屋部分に
怪しい箇所を発見。
どこかわかりますか?

最近、注目している
梁と2階の床の取り合いです。

 

奥側のネオマフォームの上は外扱い。
矢印のように漏気する可能性が高いです。

手を当てると入隅からの
漏気量が凄かった。(ビューって感じ)

大工さんにも体感してもらった
ところ、漏気量にめちゃくちゃ
驚かれていました。

取り合いにウレタンを充填。
さらなる伝い漏れを防ぐため
返し(縦のライン)を入れてもらいました。

 

それではC値改善後の
結果はいかに...。

C値 = 0.16cm2/m2 の超高気密でした。

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

C値改善を頑張られた大工さんは
改善した値にほっとされていました。

 

今回のC値改善より
αA(家全体の隙間面積)は
55cm2 → 25cm2 と
なんと30cm2 の隙間が埋まりました。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.88 → 1.08 と大幅に改善。
隙間風がとても入り難い特性に変化しました。

いや ~ 30cm2 も
隙間が埋まると
達成感がありますね。

 

気密が良いと断熱も換気も効くし
住み心地は大きく変わると思われます。

 

やっぱりパネル工法は
室外、室内側の両方から
気密を取るのが一番です(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs