石川県白山市千代野で気密測定

稜です。

11月15日は石川県白山市千代野で
㈱永井工務店さまの現場の
気密測定を行いました。

中に上がります。

現場はFP工法。
FPパネルと柱との
取り合いがテープで
気密処理されています。

天井には既にボードが貼って
ありますので見えませんが、
気密シートが施工されていて
断熱材がセルロースファイバー
となっています。

サッシはYKK APW330。
樹脂ペアガラスです。

チェックしていきます。
サッシ周りは、
テープで気密処理してあります。
L字にピッチリ食い込んだ
とても丁寧な処理ですね。

玄関土間まわりの気密処理。
こちらも丁寧に処理
されていますね。
土台などの取り合いに
コーキングがピッチリ。
素晴らしいです。

現場は床断熱です。
床の配管貫通部も
コーキングで気密処理
してあります。

二階の床と胴差しと梁の
取り合い部分。
非常に伝い漏れを起こしやすい
箇所なんですが、
こちらも丁寧にコーキングで
処理されていました。

壁の配線配管貫通部。
周りをウレタンで
気密処理してありますね。

それでは測定を始めます。
気になる結果は…

C値=0.14cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

少しだけ、
C値改善作業(隙間埋め)
をします。
勝手口の下端、
手を近づけてみると、
スゥ~と漏気していました。

角度を変えて、
下から覗いてみると…
確かに隙間が出来ている
ようですね。
地べたに貼り付きでもしないと
こんな角度から見ることなんて
無いと思います。

でも、気密測定の際には
隙間を漏気の有無で
チェックできますので、
普段思いつかないような
箇所に出来た隙間も
見つけることが出来ます。

 

こちらは後の工程で
埋まる箇所ではありますが、
現時点での正確な気密を
測定するためにも、
テープで気密処理をしました。

 

それでは再度測定を始めます。
気になる結果は…

C値=0.11cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

 

αA (家全体の隙間面積)が
20cm2 → 16cm2

 

n値 (隙間特性値 範囲1~2)が
1.36 → 1.26
となっています。

この結果に、
立ち合いされた社長は
納得されたご様子でした。

 

素晴らしい気密。
これからの季節でも
快適な暖かいお家に
なるでしょうね。

 

気密測定は、
ただ測定するだけでなく、
目に見えなかったり、
気が付かないような箇所でも
漏気の有無で判別できますし、
施工の再確認や改善も行える
有意義な時間です。
完成状態での気密が第一ですが、
中間時点での測定は
完成に向けての見直しが
行えるという点で
とても大切だと思います。

気密測定

Posted by fok-rs