福井県あわら市指中で気密測定

稜です。

12月13日は福井県あわら市指中で
㈱中広地所さまの現場の
気密測定を行いました。

中に上がります。

現場はパネル工法です。
天井・壁の断熱材は、
ネオマフォームと
なっています。

さらに、
天井にはウレタンが
吹き付けられています。

サッシはYKK APW330。
樹脂ペアガラスです。

チェックしていきます。
サッシ周りは、
コーキングで気密処理
されています。
透明なコーキングなので
少し見づらいですが、
しっかりと取り合いが
埋まっていますね。

パネルと床、柱との
取り合い部分。
コーキングで丁寧に
気密処理されていますね。
伝い漏れの対策として
とても有効な処理ですね。

一階から天井を見上げると、
二階の床と胴差し、梁との
取り合いもしっかりと
気密処理してあります。
ちゃんと上と下でやるのが
一番効果的です。

こちらの下屋まわりも、
コーキングで処理してあります。
下屋部分の気密ラインより
取り合いが上に来ている場合、
ほぼ間違いなく漏気しますので
要注意ポイントです。

ホールダウン金物。
ウレタンで覆うように
吹き付けられています。
熱橋的にもプラスになりますね。

現場は基礎断熱です。
基礎を貫通している
配管などのまわりは、
必ず気密処理する必要が
あります。
丁寧にコーキングで
処理されていますね。

それでは測定を始めます。
気になる結果は…

C値=0.11cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

C値改善作業(隙間埋め)
をします。
二階の床と床との間に
出来たこの隙間。
手を近づけて確認してみると、
漏気していました。

床の外周部の取り合いは、
コーキングで気密処理
されているのですが、
どうやら根元の方から
伝い漏れを起こしている
ようですね。

 
床がピッチリ当たっていれば
ほとんど問題ないと思いますが、
少し隙間が出来ていると
それだけで漏気してしまうようです。

コーキングを打ち込んだ後に
上からなぞることで、
奥までミッチリ隙間が
埋まっていますね。
素晴らしい処理です。

 

それでは再度測定を始めます。
結果は…

C値=0.089cm2/m2の
ウルトラ気密です。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

 

αA (家全体の隙間面積)が
15cm2 → 12cm2

 

n値 (隙間特性値 範囲1~2)が
1.31 → 1.15
となっています。

この結果に、
立会いされた監督さんは
満足されたご様子でした。

 

これだけ丁寧に隙間を
埋めてあっても、
通り道を探して入ってくる
漏気の恐ろしさ。
それにも負けないように
隙間を埋めようと行動する
㈱中広地所さまの思いの強さ。
脱帽です。

気密測定

Posted by fok-rs