福井県敦賀市長谷で気密測定

おはようございます
健太郎です。

1月13日は福井県敦賀市長谷で
㈲柴田建築店さまの現場の
気密測定を行いました。

面材は EXハイパー。

 

面材の取り合いは
気密テープにより
気密処理されていました。

断熱材は 屋根・壁共に
ウレタン吹付断熱。

鉄パイプ?と思いきや
ビルシュタインの制振ダンパー。

 

クルマ&バイク好きならわかる
ショックアブソーバーのメーカーです。

サッシはYKKのAPW330。
樹脂ペアガラス。

サッシ周りはコーキングにより
気密処理されていました。

ここは基礎断熱(床下が室内扱い)の現場。
柱周りは気密材を使って
気密処理されていました。

これは柴田社長のこだわり。
床下エアコンを設備する現場で
計画したガラリから暖気をしっかり出すには
できるだけ床の隙間を埋めた方が
良いとのこと。

 

ナイスな考えです(^^♪

2階から1コマ。
山がすごくきれいに
眺められました。

あらら…。
電子錠の配線穴が
開きっぱなし。

電線を通してないので
気密テープで塞ぎました。

測定器がまともに写ってない
ですが… 測定します。すみません

 

気になる気密測定の
結果はいかに...。

C値 = 0.083cm2/m2 の超々高気密でした。

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。

 

まずは定番の玄関まわり。
基礎と気密パッキンの取り合いの
漏気をコーキングで止めました。

床下があやしいかも…と
点検口を開けて
床に潜る柴田社長。

基礎を貫く、給湯給水配管の
周りから若干の漏気あり。
ウレタンで埋めました。

ここは下屋根部分。
EXハイパーが貼られている
下端があやしい。

EXパイパーの裏から
伝い漏れする可能性があったため
下端にウレタンを入れてもらいました。

あとは定番ですが
柱と床の取り合いのホゾ穴。

 

ここは効きますので
本当におススメ!

この現場は基礎断熱なので
床下からの漏気はありません。

柱のキワを伝ってくる
漏気止めの処置です。
ウレタンをしっかり充填しました。

 

さて、C値改善後の
測定結果はいかに...。

C値 = 0.057cm2/m2 の超々高気密でした。

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

C値改善を頑張られた柴田社長は
とても喜び、結果を確認されていました。

 

今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
16cm2 → 11cm2 と
5cm2 の隙間が埋まりました。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.42 → 1.12 と隙間風が入り難い
特性に大幅改善。

そもそも超高気密の場合、
改善作業をがんばっても
C値に反映するのはなかなか難しい。

 

でも今回はやっただけ
数値に反映された素晴らしい結果。

 

通常、0.1cm2/m2以下の
超高気密から5cm2 埋めるのは
至難の業ですから(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs