富山県黒部市神谷で気密測定

稜です。

1月21日は富山県黒部市神谷で
伊田直樹設計事務所さまの現場の
気密測定を行いました。

中に上がります。

屋根・壁の断熱は、
ウレタン吹き付け断熱と
なっています。

サッシはYKK APW330。
樹脂ペアガラスです。

チェックしていきます。
サッシ周りは、
コーキングで丁寧に
気密処理してあります。

一階の天井外周部。
二階床、胴差しと梁の
取り合いからの伝い漏れ
対策として大切です。
勿論断熱的にもプラスに働きます。

現場は床断熱となっています。
土台と基礎の間のパッキンを
テープやコーキングで
気密処理しています。
気密パッキンといえど、
ジョイント部分などから
普通に漏気を起こしますので、
気密処理が必要です。

お風呂周りの気密処理。
平面のジョイントはテープ。
隅はコーキング。
貫通部などはウレタンと、
適切な箇所に合わせて
使い分けしてありますね。

それでは測定を始めます。
気になる結果は…

C値=0.17cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

C値改善作業(隙間埋め)
をします。

 
玄関ドアの下端や、
土間の断熱材の隙間から
漏気があったようです。

どちらも後々埋まる予定の
箇所ではあるのですが、
現時点の気密を正確に
測定するためにも、
しっかりと隙間を塞いで
おきましょう。

火打ち梁付近のウレタン
隙間が出来ていますが、
漏気は無いようですね。

無いようですが、
せっかくなのでウレタンを
中に詰めていきます。
気密的には問題ありませんが、
これだけ隙間が空いている以上、
断熱的の事を考えると
埋めておきたいところです。

 

それでは測定を始めます。
気になる結果は…

C値=0.10cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

 

αA (家全体の隙間面積)が
21cm2 → 13cm2

 

n値 (隙間特性値 範囲1~2)が
1.24 → 1.04
となっています。

この結果に、
立ち合いされた社長は
ギリギリ C値=0.1cm2/m2 を
切ることが出来なかったと、
悔しんでいるご様子でした。

 

とはいえ、
改善前と比較してみると
αA (家全体の隙間面積)も
n値 (隙間特性値 範囲1~2)も、
どちらもとても良くなっています。

 

当日は雪も降っていて
寒い日だったのですが、
しっかり断熱が効いている
体感がありました。

 

完成状態での測定が
楽しみです。

気密測定

Posted by fok-rs