石川県白山市徳丸町で気密測定

おはようございます
健太郎です。

1月10日は 石川県白山市徳丸町で
Hamamoto建築研究室さまの
現場の気密測定を行いました。

パネル工法の現場です。
大型サッシから光が差し込む
明るい室内でした。

 

断熱材は屋根・壁・床
共にネオマフォーム。

屋根の断熱材はネオマフォームの
上にグラスウール105mmを
追加(付加断熱)で施行されています。

パネルの取り合いは
気密テープによる気密処理。

パネルと床の取り合いは
コーキングまたは気密テープで
気密処理されていました。

屋根のネオマフォームは
コーキングにより気密処理。

 

極太コーキングが
しっかり入っていました。

サッシはエクセルシャノンの
樹脂トリプルガラス。

サッシ周りもコーキング
による気密処理。

サッシを固定するビス穴の上には
気密テープが貼られていました。

間仕切り壁の中には
吸音用のグラスウールが充填済み。

さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。

C値 = 0.13cm2/m2 の超高気密でした。

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。

 

玄関ドア下端から
電源を入れており
その部分から漏気あり。
ウレタンを充填しました。

玄関ドア枠のパーツが
付いていない箇所から
漏気あり。

 

今後、モノが付く部分
なので目貼りしました。

お風呂の排水管まわりに
コーキングを追加。

梁の下端に
コーキングを入れてから …

ヘラで押さえて
隙間に充填。

おっと、このパターンは
奥側(ネオマフォーム側)が
下屋になる状態。

ネオマの上は外扱いになるため
梁と2階の床の取り合いから
伝い漏れしやすい。

コーキングを入れて
ヘラで押さえました。

ここは収納スペース。

2階の床の隙間が
壁から伸びている状態。

 

う~ん、漏気ありますね。
これはパネル下端の隙間を
伝って漏気するパターン。

この場合は2階の床の
ジョイント部分に気密テープを
貼りましょう。

ここは貼り過ぎなくらいに
攻めました。

構造用合板の取り合いも
伝い漏れを誘発し易いので
気密テープを貼りました。

最後は勝手口の
パッキンの当たり。

 

漏気があったため
ドアラッチを寄せて
パッキンの当たりを改善。

 

さて、C値改善後の
測定結果はいかに...。

C値 = 0.086cm2/m2 の超々高気密でした。

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

測定に立ち合いされた
お施主さまはとても喜び
結果を撮影されていました。

 

今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
27cm2 → 17cm2 と
10cm2 の隙間が埋まりました。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.36 → 1.11 と隙間風が入り難い
特性に大きく改善。

そもそも、0.13cm2/m2 と
高い気密レベルから
隙間を埋めるのは至難の業。

 

改善に2時間強かかりましたが
結果、10cm2 も改善して
私も驚いています(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs