福井県福井市渡町で気密測定

稜です。

2月4日は福井県福井市渡町で
㈱モジュールホームさまの現場の
気密測定を行いました。

中に上がります。

屋根・壁の断熱は、
ウレタン吹き付け断熱と
なっています。

サッシはYKK APW430。
樹脂トリプルガラスです。

チェックしていきます。
サッシ周りは、
ウレタンで気密処理
されています。

二階床の合板と胴差しと梁
の取り合い部分です。
ウレタンが吹きつけられていますね。
気密は勿論、断熱的にも
プラスに働いてくれます。

木と木のジョイントに
テープが貼ってありますね。
木と木の間に出来た隙間から
漏気を起こすケースは
割とありますので、
気になる箇所だけでも
こんな風に気密処理してみると
意外と気密が良くなると思います。
入隅部分とかも漏れやすいです。

現場は基礎断熱。
基礎を貫通している配管などの
周りは気密処理する必要があります。
バッチリ処理されていますね。

おっと、こちらは…。
裏側を確認しましたが、
気密処理されていない様子。

隙間にウレタンを詰めて
気密処理をしました。

 

ちなみに上の画像の通り
当日は雨で配管が濡れていた為、
テープでの目張りが難しい状態。
そんな時には中に風船を入れて
目張りの代用をしたりしています。

 

ビッチリと隙間が埋まるので
意外と使い勝手は良いのですが、
割れてしまった際に配管の
奥に飛んでいかないように
対策をする必要がありますので
真似してみたい方はご注意下さい。

玄関ドアの下端。
ウレタンで気密処理して
あるようですが、
どうやら少し隙間が出来て
しまっているようです。

隙間が残らないように
チョビチョビとウレタンを
吹きつけます。
玄関周りは特に漏気を
起こしやすいので、
要注意ポイントです。

それでは測定を始めます。
気になる結果は…

C値=0.098cm2/m2の
ウルトラ気密です。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

既にとても良い気密ですが、
ここから更にC値改善作業
(隙間埋め)をします。

 

先ほど玄関土間周りを
チェックしましたが、
今度は勝手口の下端から
漏気していたようです。
こちらもウレタンで
気密処理をします。

一階の下屋部分です。
え?こんな所から漏気する
わけないでしょ。と、
思う方もいると思います。

 

実はこのラインが
下屋部分の断熱(気密)層の
最高地点より上に存在する場合、
理論的にこのラインは
外気に接する事となります。
今回は少し漏気がありましたので
ウレタンで気密処理をしました。

 

ウレタン吹き付けの現場では、
基本屋根断熱な上に厚みがある分
漏気を起こしにくいですが、
パネルや気密シート張りなどの
天井断熱の場合は、
かなり漏気しやすいと思うので
気を付けたい所ですね。

 

それでは再度測定を始めます。
結果は…

C値=0.084cm2/m2の
ウルトラ気密です。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

 

αA (家全体の隙間面積)が
21cm2 → 18cm2

 

n値 (隙間特性値 範囲1~2)が
1.40 → 1.29
となっています。

この結果に、
立ち合いされたお施主さまは
満足されたご様子でした。

 

当日も雪が降り積もった
寒い日でしたが、
密閉された室内に入ると
やっぱり断熱効いてるなぁ…
と実感します。

 

ここから完成する頃には
更に快適で暖かい空間と
なっていることでしょうね。

気密測定

Posted by fok-rs