石川県河北郡津幡町で気密測定

おはようございます
健太郎です。

2月2日は石川県河北郡津幡町で
㈲端工務店さまの現場の
気密測定を行いました。

現場に入ると大工さんと
監督さんが気密処理を
されていました。

2階に上がると吹き抜け
エリアに足場が組まれていました。
かなり大きい吹き抜けです。

断熱材は屋根が
セルロースファイバー。

 

メッシュ状のシートに
セルロースを充填してから
室内側に気密シートを貼った仕様。

壁の断熱材はグラスウール。

 

室内側には屋根と同じく
イゾベール・バリオの
調湿する気密シート(エクストラセーフ)を
貼られた仕様。

サッシはYKKのAPW430。
樹脂トリプルガラス。

 

サッシ周りは気密テープで
気密処理されてました。

気密シート貼りで難しいのは
間仕切り壁の処置。

 

柱、間柱、筋交いなど 厄介な
取り合いを漏気させることなく
気密処理する必要があります。

電気配線は
まとめてではなく
1本1本 気密処理。

おっと玄関まわりの
シートの下端が止まって
いませんでした。

 

シート下端にユラソール
(気密テープ)を貼って
押さえました。

それでは測定します。
気になる気密測定の
結果は ...。

C値 = 0.15cm2/m2 の超高気密でした。

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。

 

まずは玄関周り。
玄関ドアは YKKのイノベストD50。

 

このドア。断熱性能はいいのだが
パッキンの当たりが少し悪い。

ドア周りのパッキンを
起こしてやると気密が違ってきます。

電気配管が通る
CD管の気密処理がされてない。
気密テープで処置しました。

梁と2階の床の取り合いは
定番の気密処理です。
外からの伝い漏れを止めましょう。

ウレタンをたっぷり吹いて
気密を取りました。

ここも同様です。
気密シートの中は外扱いであります。
取り合いをしっかり攻めましょう。

ここは2階の一室。
最後の気密処理になりますが
どこかわかりますか?

正解は…
壁から伸びる床の
ジョイントの隙間です。

今回は取り合いに
ウレタンを充填してから

ジョイントに気密テープを
貼ってみました。

 

ちょっと手間ですが
壁から伝ってくる漏気を
しっかり押さえることが
出来る処置です。

 

それでは再測定します。
C値改善後の測定結果は...。

C値 = 0.12cm2/m2 の超高気密でした。

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

C値改善をがんばった監督さんは
0.1cm2/m2達成に喜ばれていました。

 

今回の改善作業により
αA(家全体の隙間面積)は
17cm2 → 13cm2 と
4cm2 の隙間が埋まりました。

 

隙間の質を表す n値は
1.37 → 1.17 と隙間風が
入り難い特性に改善。

手作りで気密を取る
気密シート貼りの仕様。

 

C値 0.1を出すには
気密に対する熱い熱量が
必要だと感じます(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs