岐阜県大垣市上石津町で気密測定(完成)

稜です。

2月14日は岐阜県大垣市上石津町で
㈱渡辺建設 プラスホームさまの
現場の気密測定(完成)を行いました。

おおぉ…
玄関先から既に素敵な
雰囲気が漂っています。
梁見せとはイカしますね。

中に上がります。
リビングは木の温かみを感じる
ゆったりとした空間と
なっていました。
掃き出し窓から差す光で
とっても明るい。

床材は香りと踏み心地が
良いのが特徴的な
パインウッドです。

キッチンはリビングと
並んでいるので、
コミュニケーションが
取りやすい設計。
引き出しがとても多いので
たっぷり収納できますね。

リビングの隣には…
共同スペースでしょうかね?
長いカウンターテーブルと
その後ろに並んだ本棚?が、
ここを快適でリラックス
の出来る空間であることを
物語っています。

 
コンセントもいっぱいありますね。
ここに集まって、
ゆったり読書などをしている
光景が目に浮かんできます。

リビングのテレビボードの端。
この格子状のフタの奥に
何かに見えますね。
フタを取ってみると…

エアコンが現れました。
㈱渡辺建設さまでは、
床下と小屋裏エアコンの
システムを採用しています。

床下の空気をエアコンで加温して、
リビングや個室等の床に
取り付けたこのガラリから
暖気として排出することで、
室内をバランスよく暖かくする
事のできる床下エアコンシステム。

 

エアコンを隠すフタが
格子状になっていたのは、
排出した空気をエアコンが
再び取り込むリターン環境を
作る必要があるからです。

先ほどお伝えしましたが、
小屋裏エアコンもあります。
床下エアコンの場合は、
室内を暖めることは出来ても
冷やすことは結露の問題で
出来ません。
そこでこの小屋裏エアコンが、
代わりに室内を涼しく
してくれるわけですね。

床下エアコンと同様に
リターン環境が必要なので、
排出口とは別に格子状の
通気口が施工されています。

こちらは寝室ですかね?
白とグレーを主体とした
シックな感じ溢れる
広々とした空間。
贅沢ですね~。

そういえば、
玄関ドアの横にもう一つ
扉があったんですよ。
気になったので、
中を覗いてみると…

ワォ!
特大のモニターに広々空間。
これはゴルフシミュレーター
というやつですね。
TVとかで見たことはあるけど
実際に生で見たのは初めてです。

 

趣味にお金をかけた家って、
めちゃくちゃ羨ましいですね!
(私はゴルフしませんが。)

測定の前に色々と
チェックしていたところ、
外部のスポスポな状態の
CD管を発見。

このままではここから室内に
外気を取り入れることに
なってしまいますね。
コーキングで隙間を
埋めてしまいましょう。

ついでに玄関ドアの
パッキンの具合を調整。
指を使ってパッキンを
起こしたりしています。

 

建具はパッキン当たりだけでも
漏気量がかなり変化します。
玄関ドアやサッシの性能を
フルに引き出すためにも、
ちゃんとチェックしておきましょう。

さて、それでは測定を…
と思ったのですが

なんじゃこれは…。
αA (家全体の隙間面積)が
50cm2と表示されていますね。

 

悪い気密では無いのですが、
中間時点の気密が良かった
だけに…

 

流石におかしいという事で
調査開始!

しばらく原因を探しまして、
ようやく突き止める事が出来ました。
犯人はキッチン側の壁上部に
取り付けられたオペレータタイプで
横長の横開き窓でした。

 

見てもらえれば分かると思いますが、
ちょっと開いてるんですよね…。

測定前にチェックした際には
レバーが閉まっている状態
となっていたので、
警戒していませんでした。

 

上の角度から覗いていれば
直ぐに気付けたかもしれませんが、
人間の目より上部にあるので
本当に閉まっているように
見えるんですよね。

どうやら何か引っかかっていて
閉まり切っていなかったようです。
ちゃんと閉まったのを確認して、
再度測定を始めます。
結果は如何に…

C値=0.083cm2/m2の
ウルトラ気密です。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

この結果に、
立ち合いされた社長は
とても満足されたご様子でした。

 

完成気密で、
C値=0.1cm2/m2 を
切ってしまうとは…

 

途轍もない気密スペックですね。
㈱渡辺建設さまの新記録で
社長と社員の方々が
挙って喜んでいました。
いや~原因を突き止める事が出来て
本当に良かった…。

 

趣味と気密。
どちらをとっても贅沢な
環境の素晴らしい家。
仕事などで溜まった疲れやストレスも、
家に帰れば何処か吹き飛ぶほどの
快適な生活を送ることが
出来るでしょうね。

気密測定

Posted by fok-rs