石川県金沢市三社町で気密測定

おはようございます
健太郎です。

3月6日は 石川県金沢市三社町で
㈱セブンワークスさまの現場の
気密測定を行いました

外壁に ネオマフォームを
貼った付加断熱の仕様。
手が入っちゃった。

室内の壁の断熱は
旭ファイバーグラスの
アクリアウールα(グラスウール)。

そのグラスウールの充填後に
タイベックスマート(気密シート)を
施工された仕様。

ここは2階の一角。
あれ、気密シートはタイベック
スマートではないっすね。

どうやら、在庫がなくなったため
新しい気密シートのVCLスマートが
採用されたみたい。

 

VCLスマートもタイベックスマートと
同様に可変透湿気密シートです。

屋根の断熱材はセルロースファイバー。
合板の上で1度、気密処理してから
下からもちょこちょこ 攻められていました。

サッシはYKKのAPW430。
樹脂トリプルガラス。

サッシ周りは気密テープで
気密処理。

剛床のジョイント部、
柱周りはユラソール(気密テープ)で
気密処理。

ここは玄関まわり。
基礎と土台の取り合い
基礎と断熱材の取り合いは
ユラソールで気密処理。

施工箇所はきれいに清掃してから
テープを貼られてますので
食いつきがいい。

それでは測定します。
気になる気密測定の
結果はいかに...。

C値 = 0.10cm2/m2 の超高気密でした。

それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。

 

まずは玄関周り。
玄関扉の下のモルタル部分に
ユラソールを貼りました。

ここは大丈夫でしたが
モルタルが荒いと漏気する
可能性がありますので注意。

お風呂回りの給湯給水の
配管まわりから漏気あり。

ウレタンを入れて
漏気を止めました。

2階にある下屋部分。
きれいに施工されていますが
天井と梁の取り合いが気になります。

天井と梁の隙間を伝い
漏気する可能性があるので
大工さんにウレタンを
入れてもらいました。

おろ…。
電気配線の気密処理があやしい。

ウレタンを充填。

大工さんには天井まわりの
伝い漏れしそうな箇所を
徹底して攻めてもらいました。

私はその間に 気密テープの
浮いている箇所をひたすら
押さえてまわりました。

 

さてさて、C値改善後の
測定結果はいかに...。

C値 = 0.070cm2/m2 の超々高気密でした。

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

測定に立ち合いされた
お施主さまはとても喜ばれていました。

 

今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
10cm2 → 7cm2と
3cm2 の隙間が埋まりました。

 

n値(隙間特性値)は
1.21 → 1.00(最高値)と
隙間風が入りにくい特性に
大幅改善しました。

この現場の断熱材は
壁に高密度なグラスウールを採用し
天井はセルロースファイバーを
300ミリ以上と吸音率が非常に高い。

このことをお施主さまに伝えると
気密よりも「吸音率が高いこと」を
非常に喜ばれていました。

 

家の中で発生する音を抑えられるのは
大きなメリットですもんね(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs