福井県福井市で気密測定 2023/04/26
おはようございます
健太郎です。
4月26日は 福井県福井市で
㈱増田材木店さまの現場の
気密測定を行いました。
現場は筋交いが多い印象。
梁の上に足場が載っています。
リビング上空は 吹き抜けの仕様。
面材はモイス。
ジョイント部分に気密テープが
貼られていました。
サッシはYKKのAPW430。
ドレーキップ窓がメインです。
サッシ周りは気密テープに
より気密処理。
断熱材は 屋根・壁ともに
セルロースファイバー。
外壁に ネオマフォーム60ミリを
貼る設計。
壁のセルロースは
充填前の状態でした。
床の断熱は ネオマフォーム100ミリ。
気密は剛床の下の大引きで取ってあります。
その後、スタイロフォーム25ミリを
さらに貼る仕様。
間仕切り壁の中にも断熱材が
充填されているのが素敵。
ユニットバスの下は基礎断熱仕様。
断熱材の取り合いは
気密テープで気密処理。
点検口周りの気密処理も丁寧です。
ちなみにピンク色のテープは
養生ではなく気密テープです。
玄関土間は広い設計でした。
基礎と土台の取り合い、
基礎とスタイロフォームの
取り合いは気密テープで気密処理。
そう言えば 吹き抜けの
上空に薪ストーブの煙突が
ある設計でした。
どうか漏れがありませんように…。
それでは測定します。
気になる気密測定の結果は ...。
C値 = 0.12cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
それでは C値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
玄関ドアが養生を噛んで
いたため少し漏気あり。
養生を外しました。
ドアラッチ部分にガタが
あったため、大工さんに
調整してもらいました。
お風呂の給湯給水配管周り
から漏気あり。
見た目しっかりコーキングが
入っていましたが…。
減圧してチェックしないと
わからないものです。
これはキッチンの排水管まわり。
右上にコーキングが切れているのが
見えますか?
そこから漏気あり。
たっふりコーキングを
充填して止めました。
最後は 2階の煙突まわり。
梁と天井の取り合いから
かなりの漏気あり。
取り合いにコーキングを充填。
「上でもしっかり気密取ってあるのにな~」と
大工さんが嘆いていました。
とにかく、煙突まわりから漏気が多かった。
不安だったので煙突から離れた
ところも徹底してコーキングを入れました。
今は漏気してなくても将来はわからない。
ナイスな処置です。
さて、気になるC値改善後の
測定結果はいかに ...。
C値 = 0.064cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
測定に立ち合いされた
増田さん(設計士)は とても喜び
詳細結果を確認されていました。
今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
19cm2 → 10cm2 と
9cm2も 改善しました。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.51 → 1.12 と隙間風が入り難い
特性に大幅改善。
今回は 玄関ドアと煙突まわりが
ネックでした。
「煙突周りって、漏れやすいな~。」と大工さん。
大変勉強になったとのこと。
ぼく的には 0.1の気密から 9cm2改善は
なかなか大きな改善量。
素直に喜んでました。 (^^♪