石川県金沢市で気密測定 2023/06/16

おはようございます
健太郎です。

6月16日は 石川県金沢市で
トラスト住建㈱さまの現場の
気密測定を行いました。

現場は 清掃の行き届いた

明るい室内。

断熱材は 屋根・壁ともに

ウレタン吹付断熱。

サッシは YKKのAPW430。

樹脂トリプルガラス。

サッシ周りは コーキングにより

気密処理されていました。

壁と天井の取り合いに

ウレタンが吹かれていました。

これは監督さんがウレタン業者に

指示したモノ。ナイスです。

床の気密は大引きの断熱ラインで

取ってあるとのこと。

柱周りは気密テープで気密処理。

写真がブレブレですみません。

壁の柱、間柱の取り合いは

気密テープにより気密処理。

おっと、ユニットバスの排水溝に

水が溜まっていません。

このままだと下水を通じ

漏気するので目貼りしました。

それでは測定します。

気になる気密測定の結果は ...。

 

C値 = 0.099cm2/m2 の超々高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

それではC値改善(隙間埋め作業)を

開始します。

 

まずは、玄関土間のスタイロフォームと

基礎の取り合いにコーキングを入れました。

ここは室内扱いですが伝い漏れ

しやすい箇所です。

続いては土台と基礎の取り合いの

気密パッキンを覆うように

気密テープを貼りました。

 

いつもお伝えしていますが

気密パッキンは完璧ではない。

基礎の不陸の大きいところや

ジョイント部分、入隅部分は漏気し易いです。

柱周りに気密テープを

貼ってましたが ...

隙間の大きいところから

伝い漏れがありました。

これは大引きのラインで気密が

取り切れてないモノが

ここから上がってきてます。

 

写真のように出口にウレタンを

充填しました。

筋交いと柱の取り合いに

ウレタンを充填しました。

間柱と床の隙間から

若干の漏気あり。

ウレタンを入れました。

化粧柱だけ気密処理して無かった。

取り合いにそーっとウレタンを充填。

壁から出した電気配線の

周りに隙間発見。

漏れはなかったが

隙間にウレタンを充填。

似たような場所ですが

すべての入隅にウレタンを

充填していきました。

 

それでは再測定。

気になるC値改善後の

結果はいかに ...。

 

C値 = 0.077cm2/m2 の超高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

C値改善をがんばった 監督さんは

とても喜ばれていました。

 

今回のC値改善により

αA(家全体の隙間面積)は

14cm2 → 11cm2 と

3cm2 の隙間が埋まりました。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は

1.14 → 1.02 と隙間風が入り難い

特性に大きく改善。

今回出た 0.077cm2/m2は

トラスト住建㈱さまで新記録です。

 

実は この現場、面材に対する

柱・間柱の取り合い(室内側)に

コーキングを入れてから ウレタンを吹いてます。

そんな見えない部分の気密処理が

効いているなぁ~ と感じる現場でした(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs