福井県敦賀市で気密測定 2023/05/18
おはようございます
健太郎です。
5月18日は 福井県敦賀市で
㈱増田材木店さま(ウェルネストホーム)の
現場の気密測定を行いました。
面材はモイス。
ジョイントに気密テープを
貼った気密処理。
ここは外部の胴差しと柱の取り合い部分。
柱周りは気密材を使って気密処理
してありました。
室内は 筋交いがかなり
入っている印象。
屋根・壁の断熱材は
セルロースファイバー。
断熱材充填前の測定になります。
サッシは YKKのAPW430の
ドレーキップ窓(樹脂トリプルサッシの内開き窓)。
サッシ周りは 気密テープに
より気密処理。
ここは床断熱の仕様。
床の気密は剛床の下の
大引きでとってあります。
一部、テープが貼った箇所は
点検口(工事中)の目貼りです。
玄関の土間部分。
土間の断熱材が隠れるくらいに
気密テープが貼ってあります。
上から言うと 土台、気密パッキン、
基礎、断熱材、土間の順にあるのですが
ほとんどテープで見えませんね。
排水配管周りは
ところてんのように
コーキングが入っており…
ホールダウン金物は
ヒートブリッジ対策で
ウレタンが丁寧に吹かれていました。
それでは測定します。
気になる気密測定の結果は ...。
C値 = 0.10cm2/m2 の超高気密でした。
それでは C値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
まずは、ユニットバス下。
側面の断熱材を貫き
排水管や給水給湯が出ています。
よく見ると 排水配管の上に
丸く隙間が ...。
排水管の場所を少しズラした
あとでしょうか。
隙間はコーキングで埋めました。
ここは 胴差と梁の取り合い。
光が見えますが 向こう側は室内です。
でも、この取り合いから
漏気を感じましたので
ウレタンを充填しました。
ここは 2階の天井部分。
小屋梁と天井の取り合いから
漏気を感じます。
小屋裏からテープを貼ってある
とのことですが…。
近くで見るとこんな感じ。
天井のジョイント部分のテープが見えます。
この上の柱まわりにもコーキング等で
気密を取ってある模様。
ですが、伝い漏れが少しあるようです。
室内側からこの隙間を塞ぐように
L字で気密テープを貼りました。
梁と小屋梁の入隅からも
漏気があったので 隅を
押さえるように気密テープ。
外周部の同様な取り合いを
小一時間かけて気密処理。
1階、2階とあるので
なかなかの仕事量。
もちろん、私も稜も参加しています。
最後に 玄関ドアのパッキンの
クセを取り、ドアの当たりを
良くしました。
それでは再測定。
気になるC値改善後の結果は ...。
C値 = 0.057cm2/m2 の超々高気密でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
測定に立ち合いされた
増田さん(設計士)はとても喜び
測定結果を確認されていました。
今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
13cm2 → 7cm2 と
6cm2 の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.40 → 1.07 と大きく改善。
隙間風が入り難い特性に変化しました。
高い気密レベル(0.1フラット)から
αA(家全体の隙間面積)が
6cm2 改善したのは なかなかのこと。
汗だくだくで頑張りましたが
数値が改善されると報われますね(^^♪