福井県大飯郡で気密測定 2023/09/04
稜です。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/写真-2023-09-04-9-56-41-640x480.jpg)
2023年9月4日は福井県大飯郡で
㈲平田木材店さまの現場の
気密測定を行いました。
㈲平田木材店さまでは、
本格的な気密施工は今回が
初めてになるとのことです。
始まる前からドキドキしますね!
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/写真-2023-09-04-9-55-05-640x480.jpg)
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/写真-2023-09-04-8-25-07-640x480.jpg)
中に上がります。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/写真-2023-09-04-8-34-04-640x480.jpg)
天井・壁の断熱材はグラスウール。
気密シート貼りの仕様と
なっています。
シートの取り合いにしっかりと
テープを貼って気密処理してありますね。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/写真-2023-09-04-8-37-38-640x480.jpg)
サッシはYKK APW330。
樹脂ペアガラスです。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/写真-2023-09-04-8-49-08-640x480.jpg)
チェックしていきます。
サッシ周りはコーキングで
気密処理されています。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/写真-2023-09-04-9-40-59-640x480.jpg)
現場は床断熱となっています。
床の合板のジョイント部分に
テープを貼って気密処理してありますね。
画像では分かりづらいかもしれませんが、
テープに浮きを作ることなく
ピッチリ丁寧に貼ってありました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/写真-2023-09-04-9-40-51-640x480.jpg)
床の合板の気密処理をしても、
別に逃げ道が出来ていれば
結局漏気を起こしてしまう場合が多いです。
これはその対策として
合板の端をコーキングで
処理してあるようですね。
こういった細かい処理を
ひとつひとつ意識することで、
確実に気密良くしていくのが
大切な事なのだと思います。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/写真-2023-09-04-8-36-54-640x480.jpg)
二階の床(合板)と胴差しとの取り合いが
ウレタンで気密処理されていますね。
伝い漏れを起こしがちな箇所なので、
処理する事をおススメしたいです。
(気密ラインをどこにしているかによって
漏気するか否か変わりますので、ご注意ください。)
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/写真-2023-09-04-9-43-30-640x480.jpg)
それでは一度測定をしてみます。
気になる結果は…
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/写真-2023-09-04-8-52-03-640x480.jpg)
C値=0.62cm2/m2の高気密です。
表示は四捨五入により0.6cm2/m2。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/写真-2023-09-04-8-34-25-640x480.jpg)
C値改善作業(隙間埋め)を
していきます。
吹き抜けの付近にテープを
貼り忘れている箇所がありました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/写真-2023-09-04-8-56-22-640x479.jpg)
はみ出した気密シートをカットして、
丁寧にテープを貼って
気密処理を行いました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/写真-2023-09-04-8-59-53-1-640x480.jpg)
CD管が集中している箇所です。
気密シートを貫通していますので、
このようにテープを貼って
気密処理してあるのですが、
CD管同士の間に隙間が出来てしまっていますね。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/写真-2023-09-04-9-01-59-640x480.jpg)
CD管の周りにウレタンを吹き付けて
気密処理をしました。
このように配線配管が
気密層を貫通する場合は、
一本一本の間隔を空けて通す事で
余計な隙間を作らずに済みます。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/写真-2023-09-04-8-51-02-640x480.jpg)
二階の天井外周部を見ると
こんな切り欠きがあったのですが、
漏気を起こしてしまっていました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/写真-2023-09-04-8-54-23-640x480.jpg)
勿論上は気密処理されているのですが、
外周部はやはり伝い漏れを
起こしやすいのでしょうね。
一つ一つウレタンで隙間を埋めて
気密処理を行いました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/写真-2023-09-04-9-00-39-640x480.jpg)
最後にお風呂の人通口付近から
漏気がありましたので、
ウレタンを使って気密処理を行いました。
それでは再度測定を始めます。
結果はいかに…
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/写真-2023-09-04-9-39-00-640x480.jpg)
C値=0.33cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.3cm2/m2。
αA (家全体の隙間面積)が
60cm2 → 32cm2
n値 (隙間特性値 範囲1~2)が
1.56 → 1.21
となっています。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/写真-2023-09-04-9-39-13-640x480.jpg)
この結果に、立会された部長は
納得されたご様子でした。
一度目の測定結果と比較すると、
αA (家全体の隙間面積)が
28cm2 も縮まって、
とても良い気密なっていますね。
気密処理すべき場所を理解し、
コツを掴んでしまえば
安定して良い気密を出すことが
出来ると思います。
それに、初めての気密施工で
このレベルの気密となれば、
今後はもっと良くなることでしょうね。