石川県輪島市で気密測定 2023/09/08

おはようございます
健太郎です。

9月8日は 石川県輪島市で
㈱サンリーハウスさまの現場の
気密測定を行いました。

現場に入ると 断熱材が山のように

積まれていました。

この現場の断熱材は 壁が グラスウール。

屋根が ネオマゼウス。

壁の断熱材は充填前。

防水シートで見えませんが

面材である EXハイパーのジョイントを

気密テープで気密を取った仕様です。

剛床のジョイントにも気密テープ。

柱周りにはコーキングが

入っていました。

筋交いまわりも同様に

コーキングで気密処理。

サッシは YKKのAPW330。

樹脂ペアガラス。

サッシ周りはコーキングで

気密処理、

天井を見上げると配管周りはもちろん

梁まわりにもコーキングが入っていました。

ここはリビングで天井高の仕様。

ネオマゼウスのまわりもコーキング。

 

立ち上がったボードのジョイントは

気密テープとコーキングにより気密処理。

ここは玄関土間まわり。

基礎と土台間の気密パッキンを

覆うように気密テープ。

テープの下端(基礎側)が

浮かないようにコーキング。

 

さらに土間の断熱材の隙間を

埋めるようにコーキングが入ってました。

それでは測定します。

気になる気密測定の結果は ...。

C値 = 0.26cm2/m2 の超高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.3cm2/m2。

では、C値改善(隙間埋め作業)を

開始します。

 

大工さんに土台のボルト穴に

気密テープを貼ってもらいました。

外周部の貫通部は漏気し易いので注意です。

玄関周りの 柱と土台の

取り合いから漏気あり。

伝い漏れですね。

気密テープを貼ってもらいました。

上が下屋となる梁の

ほぞ穴から漏気あり。

同様な個所で2階の梁の

ホゾ穴からも漏気あり。

ウレタンを充填してもらいました。

 

このパターンは上からの伝い漏れです。

金物を使っていることもあり

ヒートブリッジ対策にもなるので

埋めることをお勧めします。

ここはお風呂まわり。

断熱材の取り合いからは漏れなし。

その近くの柱と柱の隙間に

コーキングが入ってましたが

すごい漏気。

見た目に騙されたらいけませんね。

たっぷりコーキングを充填してもらい

漏気を止めました。

これまたお風呂まわりの

間柱の隙間から漏気あり。

どうやら土台の間柱欠きから

伝って漏れている模様。

それってことは 家の外周部にも

同じことが言えるのか…

う~ん、漏気してますね。

間柱欠きからの伝い漏れです。

間柱周りを押さえるように

コーキングを入れてもらいました。

大漏れしている箇所、まったく漏気を感じない箇所と

差はありましたが、すべての間柱の取り合いを

攻めてもらいました。

 

それでは再測定します。

C値改善後の結果は ...。

C値 = 0.18cm2/m2 の超高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

測定結果に監督さんは

とても喜ばれていました。

 

今回のC値改善により

αA(家全体の隙間面積)は

29cm2 → 20cm2 と

9cm2 の隙間が埋まりました。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は

1.17 → 1.03 と隙間風が入り難い

特性に大幅改善。

監督さんも大工さんも

「間柱欠きからあんなに漏気があるとは ...。

 次回は今回の漏れた部分を攻めておきます。」とのこと。

断熱材充填前だと漏気箇所が

あらわになりますね。

私も毎回勉強させてもらっています(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs